水没などで、濡れてしまったSDカードやUSBメモリなどのフラッシュメモリは、乾かせば、データの復元ができます。
スマホごと水没した場合、直後に電源を入れて通電してしまうと機器内部でショート等が起こり、スマホはもちろんフラッシュメモリは、乾かしても復元はできないことがあります。
スマホが水没した場合は、電源を入れずに乾かします。
裏ぶたなどがある場合は、ふたを外して、ドライヤーなどで水分を飛ばします。
次に、ジップロックなど密閉できる袋に、シリカゲルなどの乾燥剤といっしょにスマホを入れて、日なたに置いておきます。
乾燥剤は、なるべくたくさん入れたほうがよいです。
数時間から3日ほど置いておけば、スマホが復活します。
水没した場合、大切なのは、電源を入れないことです。
混ざっているものがない純水は電気を通しませんが、不純物が混ざっているトイレの水や水道水は電気を通します。
電気を通さない純水の中に落とすようなことは、通常の生活ではないと思います。
水は毛細管現象(細い部分に沿って水が浸入する)により、内部に侵入してしまいますから、水中に落とした場合は、水の中からすぐに取り出します。
(もし、海水の中に落としてしまったら、電源を入れずに真水で洗ってから乾かすとよいと思います。私は、やりますが、自己責任でお願いします)
少し前に、知人がiPhoneをトイレに落としてしまい、すぐに拾って、この方法で復活させました。
このときは、1日で復活できました。
私の周りでは、これまでに水没した携帯やスマホ約15台をこの方法で、復活させています。
復活できなかったものも1台ありましたが、その他は復活し、問題なく動作しました。
中には、復活したものの、トイレに落ちたものは使いたくないといって、買い換えてデータを移行させた人もいました。
スマホ復活キットが携帯電話やPC関係のお店に売っていますが、数千円します。
水没などの事故は、突然起きます。
お菓子などの袋に入っている乾燥剤を取っておく、このような時に役立ちます。
乾燥剤は、他にも用途があります。
石灰が入っているものなら、土壌を酸性からアルカリ性に改善できるそうです。
また、雨などの後、濡れた靴の中に入れたり、かばんに入れたりして使えます。
梅雨の時期は、プリンタの紙用トレーに入れておけます。
イヤホンを洗濯した場合
イヤホンをポケットに入れたまま、洗濯してしまうことがあります。
この場合でも、濡れたままのイヤホンをスマホやウォークマンなどの音楽プレーヤーに接続しないことです。
スマホや音楽プレーヤーに大電流が流れる可能性があります。
この大電流により、スマホや音楽プレーヤーが壊れてしまうことがあります。
濡れたイヤホンの乾かし方
イヤホンの場合は、内部構造が単純ですから、同じ方法(ジップロックとシリカゲル)で、1、2日置いておけば、まず大丈夫です。
ジップロックとシリカゲルが無いこともあります。この場合は、水分を飛ばして新聞紙などに包んでおきます。
この方法でも、2、3日放置すれば、復活します。
この乾かし方で、私自身を含め、周りの知人などで、使い物にならなかったという例は聞いていません。
使えなくなったという例としては、洗濯時にイヤホンの線材が引っ張られたりして、内部で銅線が切れてしまったと考えられます。