投網(投げ網)で確実に食料を確保

事故破産中は、投網で食料を確保

出典:農林水産省Webサイト

お金がなく食べ物に困っている場合、投網があれば河口や沿岸部で魚やカニを捕って、それを食べることができます。
竿を使った釣りの場合、潮や時間により、まったく釣れないことがあります。
投網なら、潮などの条件が悪くても、数回、投網を打てば、確実に食料が確保できます。
1回、投網を投げるだけで、1週間分の食料を確保することができることもあります。
投網なら、いつも大漁

2,30分で、家族が食べる分の食料を確実に確保することができます。
竿釣りのように仕掛けを作る時間が不要ですから、効率よく食料確保できます。
釣りに比べ投網の片付けは簡単です。

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投網を車に積んでおけば、仕事帰りなどに食料確保ができると思います。
車で走りながら、釣り人がいないところが見つかったら、投げます。

夜間は、浅場でも大型の魚が捕れます。
船が無くても、陸地からでも魚が捕れます。

陸地、砂浜で投網を投げる

安い投網なら、通販やホームセンター、アウトドアショップ、釣具の量販店などで3,000円くらいで手に入ります。
可能なら、漁網専門店がよいです。価格は、1万円以上しますが、破れたときなどに修繕してくれます。
ネットやホームセンター等で安く購入し、破れたら新しいものを買うという考え方もあると思います。

できれば、実物を見て購入したほうがよいと思います。

安いものは網目が粗いものが多いようです。
網の目が粗いものは、小さい魚が逃げてしまいます。

ボラやウグイ、スズキなど、20cm以上の魚を捕るなら、安いもの(目が粗い)で大丈夫です。
ハゼなど、10cmくらいの大きさの魚なら、少し目が細かい(数字が大きい)投網が適しています。
確実に食料を確保するなら、細かい目のものがお勧めです。

船からの投げ網は、許可が必要

出典:農林水産省Webサイト

投網の練習

投げ方は、You Tubeで検索すれば、たくさん出てきます。
2,30分くらいの練習で投げられるようになります。
最初は、広がらないかもしれませんが、半日くらい投げていると、広がるようになると思います。
投げ方の練習は、人のいない広場や砂浜などでやるとよいと思います。
コンクリートやアスファルトのところで練習すると網が痛みます。
芝生など、草が少し生えているようなところがよいと思います。
原っぱ、芝生、公園、河川敷で投網の練習をする

投網をするのに適したところ

水深は、浅いほうがよいです。
私が持っている投網は、直径約3メートルです。
これくらいの大きさの投網は、水深1m以下、できれば50cm以下のところが適していると思います。

川で投網

水深があるところでは、投網が水底に沈む前に広がった網の範囲から魚が出ていってしまいます。
投網を投げ、着水時(網が水面にバシャっとあたった瞬間)、魚が驚いて網の範囲の外に逃げてしまいます。
水深1mくらいのところで、魚を逃がしてしまった経験は何度でもあります。
ハゼなど、水底にいる魚なら水深があっても問題ありません。
泳ぎ回る魚を捕るなら、水深50cm以下のところがよいです。
投網でハゼ、スズキを捕る

直径が大きい投網なら、水深があるところでも、魚が捕れます。
網が大きければ、魚が逃げる前に網が水底に到着します。
私は、このサイズの投網を持っていませんが、現地で投網をしている方を見ていると、水深2、3mくらいのところで、直径5メートルくらいの投網を使って、スズキやクロダイなどを捕っています。

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河口部は、大型の魚がいます。
河口部は、汽水域といって、海水と真水が混じったところです。
ここには、スズキやクロダイ、ボラなどの大型の魚から、鯉、ナマズ、雷魚などの淡水魚が捕れることもあります。
また、ガザミなどの渡りガニも捕れます。

河口部は、漁業権が不要のところが多いと思います。
人工的な川や運河なども、漁業権がなく、投網が可能なところが多いと思います。
不明な場合は、市役所や地元の漁業組合に確認します。
ボラは河口で釣る

海に近い人工の川で、ティラピアやボラを大漁に捕ったこともあります。
ティラピアは、誰も捕ったり、釣ったりしないので、食料に困りません。
ボラも釣り人に人気がありません。

人工的な川で、鮎やニジマスなど、清流にいる魚が捕れるところもあります。
汽水域で、約40cmのニジマスを捕ったことがあります。
投網でニジマスを捕る

砂浜から突き出た防波堤や港は、水底が砂なので、投網を打ちやすいです。
写真のようにテトラポッドのところは、足場が悪く投網を打ちにくいかもしれません。
防波堤での投網

水底の形状など

投網が着底したとき、網と水底の隙間から魚が逃げにくい、以下のようなところが適しています。
・砂利や砂、泥のところ
・できるだけ水底に起伏がない平らなところ
・大きな岩などが沈んでいないところ
・木の枝などが沈んでいないところ

 

大きな石があるところは、魚が石の隙間から逃げてしまいます。
木の枝などが沈んでいそうなところでは、投網が破れたり、投網が回収できないこともあります。
投網が自転車、ゴミに引っかかる
河口部では、自転車などのゴミが沈んでいることもあります。
大きなゴミを捨てる人の気持ちになって、ゴミが沈んでいそうなところは避けます。

 

水底がコンクリートのところでの投網の使用は避ける
河口部や港では、コンクリートのところが多いです。
水底や岸壁がコンクリートのところでは、網が引っかかり破れたり、回収できなくなることがあるため避けたほうがよいと思います。
コンクリートの港で投網をすると網が破れる
コンクリートがあるところでは下記のような状態になっているかもしれません。
・コンクリートの表面が平らに仕上げられていなくて、網が引っかかりやすい形状になっていたり、コンクリートの一部が欠けていたりしてゴツゴツした状態になっていることがある。
・コンクリートから針金や鉄筋などの金属棒が出ていることがある。
・コンクリートや大きな岩には、牡蠣などの貝が付いているところが多く網が引っかかりやすい。
引っかかって外れないときは、物干し竿のような長い棒を使うと回収できるかもしれません。

河口部の堰堤下など、浅いところなら、網が引っかかっても、あなた自身が川に入って回収することが可能だと思います。

 

夜間の投網は注意が必要だけど大型の魚が捕れる

夜間の投網は大型の魚が捕れる
昼間、魚がいないところでも、夜間になると浅瀬に大型の魚がいることがあります。
警戒心が弱まるためでしょうか。
水深2,30cmくらいのところで、50cm以上のスズキが捕れることもあります。

浅瀬で大型が捕れますが、夜間は、足元や水底の形状、潮流などがわかったところで投網を使うのが安全です。

事前に水底にゴミなどが無く、魚がいそうなところを探しておきます。
水底に引っかかったとしても、回収できそうなところを予め確認しておきます。

 

月夜は漁獲量が減る
月夜の投網、捕れない
一般的に、夜は、魚の警戒心が弱くなりますが、月夜は、月の明かりで魚の目はよく見えるようで、人影をみただけで魚は逃げてしまいます。
漁師さんの中にも、月夜は、魚が捕りにくいと言われる方がいます。

毒のある魚に注意

夜間は、網の中にいる魚がよく見えません。
海では、毒があるゴンズイやオコゼに刺されてしまうことがありますから注意が必要です。
刺されると激痛、ハオコゼ

私は、昼間、これらの魚に刺されたことがあります。
投網を打った後、網を手繰り寄せます。
通常なら、網の下のほうに魚が入っているのですが、オコゼが通常とは違う位置、網の上のほうにいたためです。網の上のほうは、投網を手繰り寄せたとき、最初に掴むところです。
オコゼには、毒をもった棘があり、その棘が網に絡まっていたためです。

 

価格とメンテナンスなど

安い投網なら、通販で3,000円くらいで手に入ります。
開いたときの大きさが小さくてもよいのでしたら、網専門の店で1~1.5万円くらいです。
小さな投網でも、魚は捕れます。

専門店で購入すると、その後の修繕などにも対応してくれ、長く使えます。
通販などで購入したものは、自分で破れたところを補修します。

修繕用の道具は、釣具屋で売っています。
簡単な、修繕なら自分でも可能です。

ロープを継ぎ足す
安い投網は、手繰り寄せるためのロープが短いかもしれません。
ホームセンターなどに売っている安いロープを結べば使えます。

箱に入れて運搬

私は、コンテナボックスに入れています。
使った後も、ポンとコンテナボックスに放り込めます。
大きめのバケツでもよいかもしれませんが、車の中だと転倒してしまうかもしれません。

ペットボトルなどに水を入れておくと、片付け時に投網に付いた砂や塩分を洗い流すことができます。
投網を打った後、網にヘドロやゴミなどが付いてしまうことがあります。
ヘドロやゴミは、投網を打った現場できれいにしますが、現場で洗った後、車に戻るまでに砂が付いてしまうことがあります。
コンテナボックスに水を入れて、ジャブジャブと投網を洗うこともできます。

海で使った後は塩分が残っていると思います。
家に帰ってから、水道水で洗い、日陰で乾かします。

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投網ができるところ

海はOK、河川はNG
各都道府県や漁業組合の等のホームページに禁止事項や注意点が書かれています。
使える漁具や禁漁期間等も書かれているので事前に確認します。


海では、船の上からでなければ、認められている都道府県があります。


流れの緩いところに、マキエの団子を投入して釣る
川では、漁業権を購入する必要があるところがほとんどだと思います。
ただし、小中学生までは、川での投網ができるところもあります。
また、河口部なら可能だと思います。ホームページなどで確認しておきます。

 

投網のマナー

釣り人がいるところで、投網をすると、釣り人に迷惑を掛けてしまうと思います。

ハゼ釣りのシーズンは、河口部が釣り人でいっぱいになっていることがあり、投網を入れることが困難なこともあります。
投網をするなら、釣り人が帰った夜間がよいと思います。
ハゼがいると、それを捕食するスズキがいると思います。

 

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自己破産中の投網

あなたの住まいの近所に海や川があり、投網が投げられそうだと思う方は、持っておいてよいと思います。
投網があれば確実に食料が手に入ります。
投網で魚を手に入れる

冬は魚の活性が低く、釣り竿を使った釣りでは、釣れないことも多いです。
投網なら、冬場でも確実に食料が確保できます。
春から秋は、自然の中から食料を確保することもできますが、冬は、虫もいないし、植物も少ないです。

冬場は、寒いです。
水に濡れた投網を肩にかけると、服が濡れてしまいます。
かっぱがあれば多少、濡れるのを防ぐことができます。

自己破産手続き前に手に入れる。
破産手続きに入り、しばらくすると手元のお金が無くなってしまうかもしれません。
私の場合、子供を優先して食べさせ、親は、食事を抜いたり、職場のお菓子だけで過ごしたりしたこともありました。

自己破産の手続きの前に投網が手に入るなら、準備しておくとよいと思います。
使っていない投網がネットオークションで安く出ていることがありますが、投網は重量があるため、送料が高くなってしまい、ホームセンターや釣具店と同じくらいになってしまうこともあります。

自己破産手続きの期間は、私の場合、1年くらいでした。
この期間は、口座凍結され、食べるものに困る期間です。

私は、小学生の頃に買った投網を社会人数年目まで使っていましたが、劣化したため廃棄してしまいましたので、自己破産手続き中、投網がありませんでした。
自己破産中に投網があればいいなと何度か思いましたが、数千円の投網を買う余裕はなく、少しでもお金があれば、公共料金の支払いや、生活のためにお金を使いました。

自己破産手続きが終了した後も、借金が残っています。
食費が抑えられると思い、自己破産手続き終了後、安価な投網を購入し、時々、使っています。