雑魚と呼ばれるオイカワ、カワムツ、うぐいを釣って食べよう。
都会の川で雑魚を釣って食糧にする

川の上流から下流域にかけて、いわゆる雑魚が年中釣れ、食糧確保に繋がります。
春から秋にかけてが最盛期です。
冬は、動きが鈍いため釣果が下がります。

中流部では、アブラハヤ、カワムツ、うぐい、オイカワなどが釣れます。
イワナがいるようなところは、これらの魚は少ないです。

中流から、下流にかけて、カワムツ、うぐい、オイカワ、モロコ、フナ、クチボソ、ハゼなどが釣れます。

これら雑魚は、たくさんいますし、比較的簡単に釣れます。
これらの雑魚をねらっていても、ヤマメやアマゴ、マス、ウナギ、鯉などがかかってくることもあります。

雑魚の中でも、オイカワは、流れがあるところから緩いところ、大きい川から農業用水路まで、いたるところで釣れます。

ここでは、たくさん釣れるオイカワの釣り方を中心に取り上げたいと思います。
オイカワは、川の中をのぞくと、群れている魚種で、いくれでも釣れます。
オイカワが釣れれば、他の魚も釣れ、食料になると思います。
オイカワ、うぐい、フナなどの雑魚を釣る子供

あなたに子供さんがいるなら、たくさん釣れる方が楽しいと思います。
釣れなくても、ザリガニやテナガエビを取れば、これも食料になります。

橋の上から河川を覗くと、小魚がいっぱい見えますから、お子さんもやる気になると思います。
上流から中流では、鮎がなわばりをつくっている岩の側や流れがあって泡立っているところに、うぐい、オイカワ、カワムツが群れています。

下流部では、川の中が見にくいかもしれませんが、オイカワ以外の魚もたくさん釣れます。
状況に応じて、他の魚を狙うこともできます。

中流部で、オイカワを狙っていると、アブラハヤ、うぐい、カワムツなどが釣れます。
これらの魚は、小骨が多く食べにくいです。

私は、子供と行くことが多いので、小骨が多いこれらの雑魚は、小さ目のものを持ち帰るようにしています。
小さいものなら、素揚げ、から揚げにすれば骨まで食べられます。

オイカワ、うぐい、フナが釣れる川

川でよく釣れる小魚

オイカワ

オイカワのオス、メス

出展(ウィキメディア・コモンズ)

上流から下流まで、幅のある河川から田んぼの用水路、湖や公園の池まで、いたるところにいます。
魚がいれば、1年中釣れる魚です。
人が近づくと逃げてしまいます。

オイカワの呼び方は、地域によって異なります。
関東では、ヤマベ、関西では、ハヤ、ハエと呼ばれるそうです。
ほかにもシラハエ、ハヨなどと呼ぶ地域もあります。

ヤマベと呼ぶ地域では、オイカワのことを知らない人にヤマメと勘違いされることもあります。
オイカワ(ヤマベ)はコイ科、ヤマメはサケ科の魚です。

食べるなら、必ず火を通して食べます。
川魚は、寄生虫がいます。
てんぷらや素揚げ、から揚げで食べるとおいしいです。

オイカワは、小骨が多いですが、カワムツやアブラハヤなどに比べると食べやすいです、

子供さんが食べるなら、小さ目(10cm以下)のものを選びます。
10cm程度でも、骨が気になるようなら、頭を取って調理します。
7cm程度以下なら、頭付きでも気にならないと思います。

大きいものは、塩焼きでもよいと思います。
美味しい魚で、真冬に、オイカワだけを専門に釣る人もいます。
寒シラハエ、寒バエと呼ばれるそうです。
婚姻色が出ているきれいなオイカワのオス

婚姻色が出ている大型のオスは、昔から、おいしくないと言われいます。
塩焼きにして食べることがありますが、まずいということはありません。

オイカワの大型は、ハスという魚に似ています。
ハスは、琵琶湖原産で、鮎の放流などで関西以外の川や湖で釣れることがあります。

カワムツ

川で釣ったカワムツを食べる

出展(ウィキメディア・コモンズ)

小さ目のものを選んで揚げて食べます。
小骨が多いです。
鮎がいるような川にたくさんいます。

ウグイ

清流のうぐいを釣って食べる

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

小骨が多いです。
調理してから時間がたって身が冷えると、小骨が気になります。
食べるなら、小さ目のものを使うか、大型のものを3枚におろして、ぶつ切りにして素揚げ、から揚げなどで食べます。
頭を取ってから調理したほうがよいと思います。
日本各地で、好んで食べられている魚で、郷土料理など、様々な食べ方があるそうです。

冬は、寒バヤといって、専門に釣る人もいます。
冬は、おいしくなるそうです。
私は、あまり違いがわかりませんでした。

ルアーで釣るうぐい

出展 ウィキメディアコモンズ

ルアーもよく追い、30cmくらいの大きいウグイが釣れます。

アブラハヤ

アブラハヤを釣って食べる

出展(ウィキメディア・コモンズ)

アブラハヤは、ぬめりがあり、ヌメヌメしていることかわアブラハヤと呼ばれるそうです。
イワナやヤマメ・アマゴがいるような渓流にもいます。

食べるなら、小さいものを選んで、揚げて食べるとよいです。
大きいものは、食べるときに背骨が硬いと感じます。
私は、約7cm以下の選んで食べます。
揚げてから時間がたったものは、冷えると骨が硬くなります。

オイカワ、ウグイ、カワムツ釣りの道具

量販店で売られている竿と仕掛けのセットで十分です。
釣り竿と仕掛けだけなら1,000円くらいで、そろうと思います。
延べ竿でオイカワ、ウグイを釣る

その他に魚を入れるビクがあると便利です。
網で作った袋状のもので魚を入れ、ビクごと水の中に入れ、魚を生かしておくことができます。
竹で編んだものは、腰などに付けて使うものです。

バケツでもよいと思いますが、夏は、すぐに水温が上がってしまいます。
釣りで使うバケツ
夏なら、服装は、普段着でもよいですが、蚊やアブ、ブユなどの虫対策が必要です。
ブユは、蚊よけのスプレーがききません。
専用のスプレーがありますが、スプレより、塗るタイプのほうが効果があります。

 

釣り竿

竿先が細くて、長めの延べ竿がよいです。
延べ竿とは、竿先に釣り糸を結んで使うもので、リールは不要です。
竿の先端(穂先)は1mm程度くらいで、糸が結べるようになっています。

竿の種類

万能竿
渓流竿
などがあります。

オイカワなら、渓流竿がよいです。
海なら、メバルやカサゴ、小型のクロダイ、サヨリなどでも使えます。

鯉など、大きめの魚を狙うなら、万能竿が使いやすいです。
万能竿なら、ボラやサバ釣りでも使えます。
万能竿でも、オイカワを釣ることができます。

竿の長さ

・小さなお子さん(小学生低学年)が使うなら、2.1m~3.6mくらい
・大人なら、4.5~7.2mくらい

釣竿の長さは、1尺(約30cm)の倍数になっています。

夏、川の中に入って釣りをするなら、1.8~3.6mくらいでもよいです。

扱える範囲で、長いものを選んでおくとよいです。
私は、5.4mを使っています。
海で使う場合は、5.4mでもテトラポッドの向こうのポイントまで届きません。
長いものがほしいと思うときがあります。

オイカワは、人の気配がすると逃げます。
長い竿を購入しておいて、短くして使ってもよいと思います。

 

延べ竿を短くして使う

釣竿の多くは、伸ばして使うラジオのアンテナのように、使わないときに短くして、使う時に伸ばすことができます。
このような竿を振出竿といいます。

根本の部分を抜いて短くして使う。

根元の部分を抜いて使う場合は、竿先を上にして、一番太い部分の下側にあるキャップを取り外します。キャップは、ネジ式のもの、ゴムキャップのものがあります。

必要な長さだけ引き出して使う。

先端部分から竿先を伸ばして、必要な長さにします。
ブッシュが多く、様々なポイントを攻める渓流釣りでは、このような竿お使い方が参考書などで紹介されています。
このようにして竿を短くする使い方は、竿を痛めてしまうことがあります。
短くした状態で竿先を下にしたときに、竿の自重で竿が伸びてしまい、竿が地面などにあたってしまいます。

子供さんには、使いにくいと思います。
子供さんが使うなら、根本を何本か抜いて、短くしたほうがよいと思います。

このように短くして使う方法は、竿の破損につながるため、メーカーでは、推奨していません。
また、竿の性能が引き出せません。
完全に伸ばして使ってください。
と注意書きされている場合があります。

10m先まで狙える

腕の長さ、竿、釣り糸の長さを合計すると10m程度先まで狙えます。
川の幅、ポイントを考慮して竿の長さを選びます。

川の幅が狭くても4.5mだと短いと感じることがあります。
岸から釣る場合、葦や障害物があり、ポイントまで届かないことがあります。

調子

釣竿のラベルを見ると以下のように〇〇調子と書かれています。
調子とは、竿の曲がり方です。

先調子:穂先部分が曲がりやすい。
胴調子:竿の中心部分が曲がりやすい。
中調子:先調子と胴調子の真ん中あたりが曲がりやすい。

オイカワなどの小型の魚なら、先調子が使いやすいです。

 

軽い竿を選ぶ

量販店にある安い竿は重いです。
中古の釣り具店があれば、安くて軽い竿が手に入ると思います。

川に入ると長時間、手に持って使う竿ですから、重いと疲れてしまいます。
できるだけ軽いものを選びます。

渓流竿なら5.4mで250g以下のものが売られています。
高価なものは、100g以下のものもあります。
300g以下で、安ければよしと考えます。

量販店や中古店などで、カーボン製の渓流竿が200g以下で安く手に入るようなら、購入してもよいと思います。

オイカワを延べ竿で釣る

オイカワ釣りの仕掛け

店で売っているセットのもので釣れます。

ウキ釣り仕掛け

ウキ付きのものなら、唐辛子ウキが使いやすいと思います。
唐辛子ウキとは唐辛子のように細長いタイプのもので、長さは4~8cmくらいです。
ウキを使って釣る場所は、長れの緩いところです。

現地で唐辛子ウキが見にくい場合は、玉ウキでも問題ありません。
赤や黄色に塗装されているため、水面で目立つと思います。

 

脈釣り(みゃく釣り)

ウキを取り外して、脈釣りをすることもできます。
脈釣りとは、魚のアタリ(魚が食った時の振動)を手で感じ取るからという意味だそうです。

脈釣りの場合、おもりを小さ目にすると、餌が自然に流れて食いがよくなります。
ガン玉、カミツブシと呼ばれる、小さい鉛玉1つで十分です。
流れが早く深い川で、魚が深いところにいるような場合は、おもりを増やします。

釣り針

セットの仕掛けで針が大きい場合、針を交換します。
オイカワを釣るなら、針を小さ目にすると、よく釣れます。

袖針の2~4号、糸付のものを選んで購入するとよいです。
糸付(ハリス付き)の針が数本入ったものが売っています。
迷ったら、「がまかつ」か「オーナー」の袖針3号で、ハリス付きを選びます。
ハリスは、0.3~0.4号程度です。

針は、定期的に交換します。
長時間、釣りをすると、針先が丸くなり、魚のかかりが悪くなったり、バレることが多くなりますから、釣れなくても、定期的に交換します。
岩や水底に針があたるような釣り場なら、1時間に1回交換するとよいと思います。

根がかり(水中の木や岩などにひっかかること)した場合は、ハリ先を確認します。
針先が丸くなっているようなら、交換します。

針先を、あなたの爪などにひっかけてみてください。
爪が傷付くようなら、継続して使えます。
新品の針を使って、事前に確認しておくと、針先の状態がわかります。

道糸(ミチイト)

ハリスから上の糸(道糸)は、0.6~1号くらいでよいと思います。
店で売っているセットの仕掛けは、道糸が太いかもしれません。
号数が大きいほど糸が太くなります。
2号程度のものが付いているかもしれません。
可能なら、交換したほうがよいと思います。
糸が細いほうがエサが自然に流れ、釣果アップにつながります。

餌を自然に流してオイカワ、ウグイを釣る

オイカワ、ウグイ、カワムツ用のエサ

生餌が確実で、よく釣れます。
生餌が苦手なら、練り餌もよいと思います。
餌を準備する必要がありませんから、手軽に釣ることができます。

川虫

川の中にいる虫
川虫を使えば、安上がりで、確実に釣れます。

川の中の石をひっくり返すと、カゲロウの幼虫などがいます。
どの虫もエサになります。

川虫は、ピンチョロ、オニチョロ、クロカワ虫、ヒラタなどです。
クロカワ虫は、石の裏に砂を使って巣を作ります。
石の裏に砂が貼りついていたら、はがすと中からクロカワ虫が出てきます。
針に付けやすい虫です。

 

虫エサの付け方

釣り針は、尻尾から胴体まで刺したら、針先を胴体から出して見えるようにします。

尻尾部分に針を貫通させる方法もあります。
チョンと掛けることからチョンがけといいます。

なるべくエサが死なないように付けると釣果が上がります。

死んだエサでも釣れますが、釣果が落ちます。
エサが死んでいるなら、交換したほうがよいです。

ヤゴを使ってもよいです。
大きいヤゴをエサにすると、大形の魚が釣れますから、仕掛けが持たないかもしれません。

オイカワを子供と釣ろう

ミミズ

近所で採取すれば、ただで手に入ります。
そのまま使うと大形の魚が釣れますから、小さく切って使います。

 

サシ

ハエの幼虫です。
釣りエサ店で購入できます。

紅サシ:赤色のサシも売っています。
流れの緩いところで、ふつうの白いサシと紅サシの釣果を比較したことがありますが、赤色のほうが食いがよいです。
どちらがよいかは、条件によって異なるかもしれません。

 

練り餌(ねりえ)

市販の練り餌
釣りエサ店で手に入るものを水で練って使います。
生餌が苦手な人も、ねりえなら問題ないと思います。
市販の練り餌にはサナギなどが配合されており、使った後、手が臭うかもしれません。
2、3日、臭いが取れないこともあります。

 

小麦粉とサナギ粉

小麦粉を練って使います。
小麦粉だけでも釣れますが、サナギ粉を入れると釣果がアップします。
小麦粉は、100円均一セールや量販店で安く手に入ります。

うどんでも釣れるようです。
私は使ったことがありません。

サナギ粉は、500gで200~400円程度です。
ワゴンセールなどで、安価に売っていることがあります。

雑魚釣り以外の釣りの寄せエサでも使えますから、安い時に購入しておくとお得です。

 

チューブ入りの市販の練り餌

市販品でチューブ入りのものが売っています。
配合がよいためか、集魚効果もあるエサです。
すでに練ったものがチューブに入っているため、手も汚れにくく、使いやすいです。

マルキュー製のチューブで、ハエ、ヤマベ用の50gのものが300円程度で売っています。

練り餌は、ハリの先端に丸めて付けます。

 

ハチの仔や地上で捕れる幼虫など

大形のものが釣れてしまいます。
オイカワ釣りには向きません。
ウグイの大型や鯉などがかかるかもしれません。

 

ルアーで釣れるうぐい

うぐい

その他の餌

私の地元では、ミミズより、サシ、練り餌のほうが、よく釣れます。
一番釣れるのは、川虫です。

オイカワは、生餌から練ったものまで、なんでも食べます。

飼育環境下では、金魚やカメの餌、食パンを丸めたものを針に付けても釣れます。
魚肉ソーセージでも釣れます。

 

毛バリ

市販の毛バリ(オイカワ、ヤマベ用)を使います。
夕方、虫が水面にいる状態だと、エサより釣れることがあります。
昼間は、エサ釣りのほうが釣れます。
価格は、数百円ですが、ワゴンセール等で安く手に入るかもしれません。

たも網

魚取りの網

 

大型の魚がかかることがあり、取り込む時に使います。

大型の魚がかかったら、糸が切れない程度に竿を立てながら下流側に歩きます。
魚を水中から抜き上げようとすると糸が切れます。
糸が切れない程度に竿と立てて、魚が弱ってきたら、魚の顔が水面に出るようにします。

下流側に歩きながら竿を立てると、かかった魚が流れに乗って、岸に寄ってきます。
近くに来たら、網で捕り込みます。

魚取りようの網は、釣り具店より、ホームセンターで購入するほうが安いときがあります。

 

オイカワ、ウグイ、カワムツの釣り方

流れがあるポイント

流れがあるところでオイカワを釣る
魚がいそうなポイントより上流側に仕掛けを投入します。
エサが自然に流れるよう竿を操作します。

魚がかかったときに、すぐに竿を上げられるよう、糸をたるませないよう流しますが、糸を張りすぎても、エサが自然な動きになりませんから、張りすぎないようにします。

 

流れが緩いポイント

ウキ釣りが釣りやすいです。

ウキを付けた仕掛けを投入します。
ウキが動いたら、竿を軽く立てて針が口にかかるように、アワセます。
アワセは、竿先が50cm程度、動く程度でよいです。

流れが緩いところでは、魚を寄せるための、まき餌(まきえ)をすると効率よく釣れます。

2時間で100匹程度釣れることもあります。
マキエ、よせ餌を使って、魚を寄せてから、紅サシか練り餌(サナギ入り)で釣ると、よく釣れると思います。
マキエ、よせ餌は、団子にして投入します。

投入した団子から粉が流れます。
その中を釣竿に付けた仕掛けが通過するように仕掛けを上流側に投入します。

流れがあるポイントでウグイ、オイカワを釣る
この写真のような場所は、意外に流れが速いこともあります。

マキエ、よせ餌が、すぐに流れてしまかもしれません。

以下のような場所なら、マキエも流れにくいです。
流れの緩いところに、マキエの団子を投入して釣る
こうしたところでは、ボラやフナ、鯉なども寄ってきます。

釣った後はビクに入れる

網で作った袋で、魚を生かしておくことができます。
ズックビクと呼ばれるものは、網の底部に水を入れることができ、移動するときに便利です。
流れの早いところでは、ズック部が水の抵抗になり使いづらいです。
流れのないところを探して使います。
オイカワを釣った後はビクに入れる

雑魚遊漁券

雑魚釣りでも遊漁券が必要です。
金額は、500円前後~2000円程度です。
よく行く川なら、年券がお得です。
1500~9000円くらいです。
有名な河川は高いようです。
近くの釣具屋やコンビニで手に入ります。
子供は無料のところも多いようです。
漁協によっては、〇〇cm以下はリリースするという規定があることがあります。
ヤマメ、アマゴ、イワナも雑魚扱いです。