カニは、水があるところなら、どこでも捕れます。
川の上流から河口、港、海岸、どこにでもいます。

カニ汁はうまい

カニは、すばしこいため、網でなく、カニ網と言って、網付きの仕掛けを使って、捕ったり釣ったりすると、効率がよいです。
カニ網なら、大型のカニも捕獲できます。

ここで紹介するカニは、タラバガニやタカアシガニなどの高級なカニではありません。
沿岸部や河口付近で捕れるおいしいカニの捕り方を紹介します。

お金がなくても、安価な仕掛けで、おいしいカニをたくさん食べることができます。
子供たちも楽しめると思います。

カニを釣って食べよう

サワガニ

上流部なら、サワガニが有名です。
子供たちも楽しんで捕れると思います。

サワガニは簡単に捕れる。食べておいしい、ビールのおつまみに
特別な道具は不要です。
石をひっくり返せば、簡単に見つかります。

夏は、陸に上がる個体がいて、川の中では、ほとんど捕れないこともあります。
陸上では、探す範囲が広いため、効率が悪いです。

サワガニ、陸上の木の上で捕れる

モクズガニ、ベンケイガニ

中流、下流、河口部なら、モクズガニやベンケイガニが捕れます。

 

モクズガニ

モクズガニは、高級料理で有名な上海ガニの親戚(同属異種)です。

モクズガニは上海ガニの親戚、食べてうまい
地域によっては、漁が盛んで、モクズガニを食べさせてくれるお店や民宿などもあるそうです。
モクズガニは、藻のような毛が生えています。
毛が生えているから毛ガニと呼ばれることもあります。

 

モクズガニは、身がつまっていて、おいしいカニです。

モクズガニは、上流部から河口まで、どこでも捕れます。

ベンケイガニ

ベンケイガニは、川の土手や田んぼの畔に穴を開けて住んでいます。
どぶ川でも見かけることがあります。

ベンケイガニは、殻が固いため食べにくいです。
歯ごたえがあり、おいしいと思いません。
子供さんは嫌がると思います。

 

みそ汁の出汁として使うなら、おいしと思います。

 

イシガニ(石蟹)、がざみ、たいわんがざみ、ヒラツメガニ

ワタリガニを捕る

河口部や海なら、イシガニやがざみなどのワタリガニが捕れます。

 

これらは、鰭のような脚「遊泳脚」があり泳ぎます。
大きい個体が多いため、食べがいがあります。

ワタリガニは泳ぐために鰭がある

砂浜や防波堤、港などで釣ったり、網で捕ることができます。
これらのカニは泳ぎますから、泳いでいるのを網で捕ることもできます。

網で捕るのは、夜になることが多いです。
昼間のうちに足場を確認しておきます。

泳ぐワタリガニを網で捕る

ヒラツメガニは、甲羅にH型の模様があり、Hガニと呼ぶ人もいます。
ヒラガニ、丸ガニと呼ぶ地域もあります。

Hガニ、ヒラツメガニを味噌汁に入れて食べる

 

イソガニ(磯ガニ)、イワガニ(岩ガニ)

河口部や防波堤のテトラポッド、岩場などにいる小さなカニです。

イソガニ、イワガニはみそ汁の出汁として食べる

イソガニはイシガニと名前がよく似ていて、間違いやすいです。
イシガニは、イソガニやイワガニより大きいです。
また、イシガニには、ひれ「遊泳脚」が付いていて泳ぎますが、磯ガニは鰭がありません。

 

素揚げにしたものが売られていることもあります。
スナック感覚で食べられます。

イソガニ、イワガニはから揚げで食べる

川や海で捕れる小型のカニなら、素揚げや、から揚げで丸ごと食べられます。

みそ汁に入れても、おいしい出汁が出ます。
みそ汁に入れる場合は、半分に切るとよいと思います。

 

カニの捕り方

ここでは、カニ網を使う方法と餌で誘って網ですくう方法を説明します。

 

かご型のカニ網もありますが、地域や河川によっては、禁止されているところがあります。
かご型のカニ網は、死んだ魚などを入れて放置しておくと、カニが入ってきます。
かご型のカニ網漁(モクズガニ)を経験した方から話を聞くと、かなりの数が捕れるそうです。

 

カニ網を使って釣る

カニ網という製品が売っています。
投げ釣り用カニ網、投げカニ網、等の名称で売られている場合もあります。
投げ釣り用と書いてありますが、釣り竿を使っても、使わなくても使用できます。

カニ網、投げカニ網を使う

amazon.co.jpより

手元で使うためのロープ付きや竿を使って投げるためのオモリが付いているものもあります。

価格は、500~1500円くらいです。
網が破れたり、根がかりしたりすることを考えて、余裕があれば、2,3個買うとよいです。
1つ買って、同様のものを自分でつくることもできます。

 

カニ網の使い方は簡単

カニ網のパーツ、部品の使い方

Amazon.co.jpより

写真の「エサ取り付け部」は、袋になっていて、ここに死んだ魚や魚の内臓、鶏肉などを入れます。
カニ網を海中に投入します。

死んだ魚を食べるために近づいてきたカニが「かにをからめとる部分」の網にからまります。
カニの脚と網がからまってしまうので、カニは自力で網を外して逃げることができなくなります。

 

カニ網を使えば、以下のようなカニが捕れます。

河口部や砂浜、港などで使えば、イシガニ、がざみ、たいわんがざみ、ヒラツメガニ、モクズガニなど、食べておいしいカニが捕れます。

カニ網で捕れるワタリガニ

大型のカニが捕れる

2、3cmくらいの小型のカニは、網の隙間から逃げてしまいますから、大きいサイズのカニだけが網にからまります。

 

釣り竿が無くても大丈夫

カニ網を真下に垂らすためのロープを使えば、防波堤などからカニ網を垂らして使うことができます。
竿がなくても、カニ網を数メートルほうり投げることもできます。

 

釣竿を使う場合は、穂先が硬いものを使います。

カニ網とエサの重量があるので硬めの竿を使います。
リールがあれば、遠くに投げることができます。

カニ網をを釣竿を使って投げる

カニ網を10から30分程度沈める

カニ網は数十分、海中に沈めておきます。

 

時期や条件にもよりますが、30分程、沈めておけば、1~3匹くらい捕れると思います。

 

カニ網を沈めるポイント

カニは、岩やテトラポッドなど、障害物があるところに多くいますが、ワタリガニは砂に潜りますから、砂地でも捕れます。
潮干狩りのときに、砂地を掘っているとワタリガニが捕れることがあります。

 

カニ網を使うときは砂浜のほうが釣りやすい

岩場やテトラポッドがあるところでは、カニ網が引っかかってしまうことがありますから、砂地のところのほうが釣りやすいです。

 

テトラポッドと砂地の境目、防波堤の際で砂地のところがあれば、短時間にたくさん釣れると思います。

カニ網を使うときは、砂浜がいい
おすすめは、防波堤や港などの岸壁の上からの釣りです。
足場がよく、ポイントを探りやすいです。

 

近くに防波堤やテトラポッドがない砂浜でも釣れます。

 

砂地のところでも、海底は起伏があり、海藻などカニが隠れるところがあります。
ワタリガニなどは、昼間、砂地に潜っています。

 

湾の中や河口付近の汽水域では、がざみなどのワタリガニがよく釣れます。

 

カニを釣る時間

カニ網を使って釣るには、夕方から夜がよいです。
ガザミやイシガニなどのワタリガニは、夜行性です。
昼間は岩陰や砂の中に隠れています。

夜、砂浜でカニを釣る

朝方より夕方のほうがよいです。
日が暮れてから、お腹いっぱいになるまで捕食すると思います。
朝はお腹いっぱいになるのでしょうか?

 

 

夜間の釣りになることが多いため、懐中電灯など明かりがあるとよいです。
かかったカニをカニ網から外すために両手を使うことが多いため、ヘッドライトが便利です。

昼間でもカニが釣れる

昼間でも釣れます。
お子さんがいるなら、昼間のほうが安全です。
曇っているときのほうがよいと思います。

 

潮が動いているときのほうが釣れます。
潮止まりでも釣れますが、潮が動いてるときのほうが釣れます。

 

夜間、潮が動きだすと、動き回るカニが多く見られるようになります。

 

砂浜などで投げカニ網を使う場合、潮が大きく動く大潮などのときは、カニ網が移動して釣りにくいです。
水中の障害物などにからまったり、根がかりが多くなります。

潮が動くとカニ網が絡まる

カニ網がボロボロになる。

からまったカニが動き回ってボロボロにしたり、水中のカキや岩などでボロボロになったりします。
予備を持っていくとよいと思います。

 

カニ網を自分で作ろう

カニを絡ませる部分は「防鳥ネット」で代用できます。
数百円で10×10メートルくらいの大きさの網で手に入ります。
ホームセンター等で購入できます。

 

餌を入れる袋は、球根ネットや台所で使う水切りネット(生ごみを入れる袋)が100円ショップで手に入ります。

みかんネットは、水切りネットより価格が高いです。

みかんを食べたら、みかんが入っていたみかんネットを残しておきます。

 

ロープも100均で買えます。

 

エサで誘ってカニを釣る(捕る)

安い仕掛けでカニを釣るなら次のような釣り方もあります。
ザリガニ釣りの要領です。

カニを釣る

スルメを使ってザリガニ釣りをするとき、網があるとザリガニを落とすことが少なくなります。

スルメとタコ糸を使ったザリガニ釣りと同じように、スルメでカニを釣ることができますが、カニ網のエサ入れのように袋状の網に死んだ魚や内臓を入れるとエサの交換が少なくなりますし、効率よく釣れます。

するめ、裂きイカでカニを釣る

するめ、さきいか

竿があるほうがポイントに仕掛けを投入しやすいです。
テトラポッドや垂直でない岸壁などは、竿釣りのほうが釣りやすいです。

 

岸壁などなら、仕掛けがついた紐を手で持って、足元で釣ることもできますが、竿が無い場合は適当な棒きれでよいので、竿の代わりになるものがあるとよいです。

岸壁でカニを釣る

釣り方

見えるカニを狙って釣る方法が効率的です。

夜間、ライトを持って、桟橋や防波堤、港の岸壁を歩きます。
水中をライトで照らすと、カニのはさみが見えます。

泳いでいるカニや水底から水面付近まで上がってくるカニを見かけることもあります。

ライトを持ってカニを釣ろう

カニを見つけたら、エサ入りの網をカニの近くにもっていきます。
すると、カニがエサ入りの網を掴みます。

ゆっくり仕掛けを上げるとカニがくっついてきます。
外れても、また寄ってくることが多いです。

 

網にくっついているカニを網ごとすくいます。

カニ釣りは、足場がよいと釣りやすい

カニ釣り・カニ捕り あると便利なもの

ヘッドライト

両手が使えるようヘッドライトがあると便利です。

カニ釣りならヘッドライトが必要

トング、メゴチバサミ

カニを扱うときは、道具があると便利です。
大きなハサミで挟まれるととても痛です。
トングがあるとよいです。
安いもので十分です。
トングなら、100均で購入できます。
小さいものが使いやすいです。

 

釣具店に行くと、メゴチバサミという魚をはさむものが売られています。
大きさも手ごろです。
ステンレス製のものなら、数十年使えます。
プラスチック製のものもありますが、数年でボロボロになります。

 

ビク

生かしておこうと、ビクやバケツなどに入れておくと、カニに逃げられてしまうことがあります。
特にモクズガニは、バケツなら簡単に逃げてしまします。
逃げられないようにフタがある入れ物に入れるとよいです。

 

ワタリガニなら、水に浸かった部分から出よとしませんが、干満の影響や波の影響のためか、逃げてしまうことがあります。

 

足場が高かったり、ビクなどが使えなければ、クーラーボックスや発泡スチロールの箱に入れてしまいます。

 

カニ釣り、カニ捕りで注意すること

海毛虫に注意

死んだ魚を食べる海毛虫が網に引っかかることがあります。
毛に毒がありますから、注意が必要です。

海毛虫は、ゴカイなどでのエサ釣りでは、時々、ハリにかかります。
カニ網に引っかかても、外れることのほうが多いですが、絡まってしまって上がることがあります。

海毛虫を靴で踏んで外そうとすると、靴の裏に棘が刺さり、毒がある針を車の中や家に持ち込んでしまうことがありますから、メゴチバサミなどを使います。

 

ハオコゼに注意

ハオコゼは、棘があり、いかにも毒がありそうな姿をしています。
カニ網に藻が絡んで、その中にハオコゼが入っていたことがあります。

刺されると激痛、ハオコゼ

刺されると、激痛が走ります。
1、2日、痛みが続きます。

 

ハオコゼがカニ網に引っかかることは少ないですが、防波堤や岩礁地帯、テトラポッドなどの障害物が多いところで、ときどき釣れます。