ライギョを釣って食べてみました。

ライギョを釣って食べてみました。

ライギョ(雷魚)は、大型が手に入りやすく、白身でおいしい魚です。

 

中国や東南アジアでは、よく食べられる魚です。
子供の頃、図鑑で食用という文字を見て、30cmくらいのものを焼いて食べたことがあります。
身が多く食べがいがありました。

 

先日も鮎やオイカワがいる川の流れの緩いところにライギョ(カムルチー)がいるのをみつけましたので、子供といっしょに釣り上げ、食べました。

 

1mくらいの短い竿に太いミミズ(ドバミミズ)を針に付けて、数分待つと、大きいサイズのライギョがかかり、10分程度かけてあげたら、50cmのライギョでした。

 

針は、ハゼを釣るための小さなものでしたので、網を使って取り込みました。
きれいな川で、近くでは、鮎の友釣りをやっている釣り人もいるようなところでしたから、この川のライギョなら食べられると思い、頭を切り落とし、3枚におろしてから、ぶつ切りにして、フライ、から揚げで食べました。

 

大きい魚ですから、残ったら冷凍にしておくとよいと思います。
ライギョは、白身で、おいしい魚です。

 

日本でも中華料理店で雷魚を使っているそうで、ぶつ切りにされたライギョを見たことがあります。
ライギョに限らず、川魚には寄生虫がいますから、生食は避けたほうがよいです。

 

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ライギョの釣り方

呼吸のため、表層近くにいることが多く、釣るときも表層を狙うとです。
表層のエサを捕食する瞬間を見ることができ、子供も喜びます。

 

餌釣りかルアー釣りが一般的です。

 

ライギョのエサと針、仕掛けなど

カエルやエビ、小魚、どじょうなど、生き餌で釣ることができます。
ミミズは、大きいものを使います。

 

エビ、ザリガニのむき身やスーパーで売っている鶏肉でもよいです。

 

死んだエサでは、釣果が低いと思います。
エサが死んだら、交換するか、ルアーのように動かしてやります。

 

太めの死んだミミズを生きたものに交換した途端にかかってきたことがあります。

 

生餌の場合は、置き竿にしておいてよいです。
竿がない場合は、タコ糸の先に釣り具やで購入してきた針を結び付けて、餌を付けて、放り込んでおいても釣れますよ。

 

ハリは、大きめのものを使います。
せいご針やチヌ用の針でよいと思います。
ハリス(針に結んである糸)は、3~4号くらいにします。


ハリスは、1、2号でもよいですが、大型がかかるので、網を用意してください。

 

ライギョ用ルアー

カエル型のルアーかワームが、よく釣れると思います。
ワームは、ミミズのようなタイプやエビのようなタイプを使います。

 

ネズミやセミのようなルアーもあります。
魚の形のミノーやクランクベイトでも釣れますが、雷魚がいるところは、藻などの障害物が多いため、使いにくいです。

釣れるところ

流れの緩いところ(トロ場)にいます。
池や沼、用水路などで釣ることができます。

 

田んぼ脇の水深数十センチ、幅1mくらいの用水路で見かけることがあります。

 

大きな川でも流れの緩いところがあれば、可能性があります。
鯰と同じポイントです。

大きな川の本流脇にある池のようになった水溜りにいることもあります。

 

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足元で釣れることがよくあります。

ライギョは、水中から陸のほうを見ていて、かえるや昆虫などが入ってきたら食べるようで、岸辺で浮かんでいるのを見かけることがあります。

 

竿先から、1mほどラインを垂らして、足元に入れた途端にかかることがあります。
ポイントに入るときは、そーっと近づくとよいです。

雷魚やナマズは、足元で釣れることがよくありますから、竿のすぐ下も狙ってみてください。

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警戒心が強い

場所によっては、そーっと近づいても逃げてしまうことがあります。
特に池など、普段、静かなところでは、警戒心が強いと思います。

 

流れのある川のトロ場などの場合、子ども数人がガヤガヤ騒いだり走り回っている状態のときに釣れることがあります。
私は、子供と釣りに行きますので、いつもそんな状態で釣れてしまいます。

 

幅3mほどの川の堤防を大型の車が通っても、逃げていかないなど、慣れているためか、あまり警戒心がないと感じるような場所もあります。

 

ライギョを泥抜きしてから食べる。

釣った場所によっては、しばらくきれいな水の中で泥抜きしてから食べたいと思うことがあります。

 

大きめの水槽が必要です。
荷物用のコンテナでも可能です。

 

エアーポンプがなくても大丈夫です。
エビや魚を入れ、捕食の様子を観察することができます。

 

ライギョは、環境にすぐに慣れるようで、釣ってきた日の夜に、小魚を入れたら、翌朝には、小魚がいなくなってしまいました。
さらに、2日後の夜に、手長エビを入れたら、5分後くらいにパクっとエビを食べてしまいました。

 

ほぼ同じ大きさのライギョを数匹、同じ水槽に入れたことがありますが、共食いはありませんでした。
ナマズは、数匹入れると、共食いして最後は、1匹になってしまいます。

 

ぬめりを取る

ライギョは、ぬめりが多い魚ですから、さばきにくいです。
ぬめりを取らずに煮つけにすると、臭みが残るようです。

 

ぬめりがあるため、慣れないうちは、軍手やタオルを使うと、扱いやすいです。

ぬめりは、塩を使って取り除きます。
酢もプラスすると臭みが減ります。

お湯をかけてもよいと思います。

 

その後、うろこを取って、三枚におろします。

臭みが残るなら、バター焼きにしたり、ぶつ切りにして、揚げたり、フライにするとよいです。

 

臭みがあると、子供は食べたがりませんので、私はぶつ切りにして、から揚げにしています。

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ライギョは、漢字で雷魚と書きます。

英名では、頭が蛇に似ていることから、snakehead(スネークヘッド)と呼ばれます。

 

日本には、3種類いて、カムルチー、タイワンドジョウ、ユウタイがいます。
私の住む地域では、カムルチーばかりです。

 

北米でもスネークヘッドがいるようです。
ゲームフィッシュの対象になっているそうです。

 

日本の人魚は、不老不死の薬だった。

上半身が猿で、魚の部分がライギョの人魚(ミイラ)を地元のお寺で見たことがあります。
人魚は、桐の箱に収められていました。

 

人魚を観察すると、胴から下の魚の部分の一部が欠けていました。
欠けた部分は、不老不死や何か大病したときの薬とされ、食べられたそうです。
私は、このタイプの人魚(頭が猿、魚の部分がライギョかボラ)を地元のお寺と博物館などで3体、見たことがあります。

 

特徴がライギョ
テレビ番組で見たものは、魚の部分がライギョでした。
ライギョが多いのではないかと思いました。

 

また、テレビ番組では、この人魚のレントゲンを撮ったところ、中心部分に木材が入っていました。
日本では、江戸時代にこのような人魚が作られ、輸出されていたとのことです。