タイビン、セルビン、魚捕り網、魚とりカゴで小魚、エビを捕って食べる。

タイビン、セルビン、魚とり網、魚とりカゴ、魚キラー

図のような、仕掛けの中にエサを入れておくと、魚やザリガニが大量に捕れます。

 

タイビン、セルビン、魚捕り網、魚捕りかご、魚キラーなどという名前で売られています。

 

タイビン、セルビンは、小魚捕り用
大きな魚を捕るには、魚捕り網、魚捕りかごなどを使います。

 

私は、タイビン、セルビンという長さが、30cmくらいのものを持っています。
形状は、図のようなものです。

価格は、500円~1000円くらいです。

セルビン、タイビンの作り方

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2リットルのペットボトルでタイビン、セルビンを作ることもできます。

ペットボトル性のタイビン、セルビンは、直径が売っているものより小さくなります。
また、加工したり、使ってみてから調整したりすることもあるため、時間がない方は、購入をお勧めます。

 

子供さんに作る喜びを教え、その道具で魚を捕る。うまくいかなければ、改善させるという体験をさせるのも、大切なことだと思います。

 

ペットボトルで作る場合

材料

・2リットルのペットボトル
・針金
・タコ糸か太め(10号以上がよい)のナイロンテグス(必要に応じて)
・オモリ(必要に応じて)

 

工具

・カッターナイフ
・千枚通し
・はさみ など

 

加工方法

ペットボトルの場合は、口の部分から10cmくらい下のところで、切り取ります。
切り取った口の部分とPET本体の2つのパーツなります。

 

切り取った口の部分は、魚が入る穴になりますので、直径2~3cmくらいに加工するとよいです。捕る魚の大きさにより、大きさを決めます。

 

切り取った口の部分を180度ひっくり返して、図のような形状(口の部分がPET本体の中に入るように)にします。

 

口の部分と本体を2cmくらい重ねて、重なった部分に穴を開けます。
この穴に針金か紐(ひも)を通して、口の部分と本体が取り外せるようにします。
中に入った魚を取り出すための構造です。

 

本体の底に水抜き用の穴を数箇所空けます。
空ける場所は、底の部分がよいと思います。

 

底以外の本体には、穴を空けなくてよいです。
タイビン、セルビンは、中にエサを投入し、魚を集めて、誘いこむ道具です。
なるべく、口の部分からエサのにおいが出て行くようにするためです。
(売っているタイビン、セルビンは、この形状です)

 

必要に応じて、底の部分には、オモリを付けるための穴を開けます。

 

本体内部に石を入れてもよいです。

 

陸からタイビン、セルビンを水中に投入する場合

ポイントまで、歩いて行って、水中に沈める場合は、内部に石を入れておくことができます。
少し深いところに投入することも多いため、投入、手繰り寄せるためのタコ糸などがあると使いやすいです。

 

手繰り寄せるためのタコ糸、ナイロンテグス

タイビン、セルビンを水中に投入し、回収するためのタコ糸や太めのナイロンテグスを付けます。
回収時に本体内部に水が入りますから、これを持ち上げることができる強度があるものを使います。ナイロンテグスなら、10号以上は必要です。

私は、16号を使っています(500mで400円でした)
あまり太いと、水中で障害物に引っ掛かったり、流れのあるところだと水の抵抗でタイビン、セルビンが移動します。

 

タコ糸やテグスの長さは、ポイントによります。

人の手で投入すると思いますから、20mもあれば、大丈夫だと思います。

 

沈めるためのオモリ

また、タイビン、セルビンは軽さと、その形状から、投入しても、すぐに沈みません。
そこで、水中に沈めるために、おもりを付けます。
釣り用の鉛が小型で使いやすいです。

30号~50号くらいの鉛が、使いやすいと思います。
形は、どんなものでもよいです。

 

エサ

エサは、さなぎの粉や煮干を砕いたものなど、粉状のもので、水中でにおいが拡散するようなものがよいです。
釣具屋で、集魚用の錬りえさなど、粉末のものが売られています。
これは、集魚効果があります。

 

オフシーズンに在庫処分品を安く仕入れておくとよいです。
吸い込み、ダンゴ釣り、サナギ粉、ねりえ などをキーワードに店内を探してください。
いろいろ混ぜて使うと効果的かもしれません。

 

粉を水で錬って、団子にしてタイビン、セルビンの中に入れます。
大きさは、子供の拳(グーにした大きさ)くらいで十分です。

ザリガニ捕りなら、死んだ魚やソーセージ、鶏肉等でよいです。

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タイビン、セルビンを使って、魚を捕る

この仕掛け沈めて、1,2時間放置しておけば、数十匹の小魚(モロコ、クチボソ、タナゴ、オイカワの仔魚、エビなど)が採れます。

ザリガニ捕りなら一晩入れておくとよいです。

川なら、流れがなく、深いところに投入します。
流れがないように見えても、水の移動がありますから、タイビン、セルビンが移動するようなら、オモリを追加します。

 

池、湖、沼など

魚のいそうなところに投入します。
藻やテトラポッド、水中に障害物があるようなところに小魚がたくさんいます。

 

障害物に引っかかって、タイビン、セルビンが回収できないこともありますので、注意して投入します。

 

用水路
田畑の横を流れる用水路には小魚やザリガニがいます。

この仕掛けを海で使ったことがありますが、あまり採れませんでした。
2、3回やっただけなので、検証不足だと思います。
海は、潮の流れに乗って移動するので、タイミングが合えば、大量に捕れる場合があるかもしれません。

 

食べる

小魚は、から揚げが食べやすいです。
採ったその場で、から揚げにすれば、子供たちも喜びます。

 

食べるために捕る場合は、水質のよいところを選びます。

 

観賞用の魚を捕るなら、少し汚いところでも大量に捕れるところがあります。
住宅街の近くの溜池には、きれいなタナゴなどがいることもあります。

 

半日で、数百匹の小魚が捕れることもあります。
私の地域では、冬でも捕れます。

 

おたまじゃくしは、まずい

オタマジャクシが大量に捕れることがあります。
タイビン、セルビンを使わなくても簡単に捕獲できます。
小魚といっしょに食べてみましたが、オタマジャクシは、まずいです。
腸が長いためか、内臓部分の味だと思います。

小さなオタマジャクシは、内臓を取り除くのは手間ですから、食べるのは止めた方がよいかもしれません。
ウシガエルなど、大きいものなら、尾の部分だけを食べるとよいです。

タイビン、セルビンを使う場合の注意点

タイビン、セルビンを投入してから、しばらく放置しますが、監視しないと、誰かに上げられてしまうことがあります。

 

ウナギ用のドウ(筒状のもの)を夕方投入し、朝4時に回収しに行ったら上げられていたことが何度もあります。

 

地域によっては、魚捕り用の籠、網は、漁をする道具と見なされ、禁止されているかもしれませんので、地元の漁協などで確認してください。