夏は、清流でヨシノボリを捕って食べよう

ヨシノボリの成魚は小骨が多いので食べにくい

ヨシノボリの成魚

ヨシノボリは、ハゼ科の魚で、幅1m程度の渓流から河口まで、いたるところで捕れます。
大きさは、成魚で10cmくらいです。
仔魚は、山間部の河川でよく見られます。
山間部にたくさんいるハゼのような魚がヨシノボリであることが多いと思います。
清流でヨシノボリを捕まえる

スポンサーリンク

ヨシノボリを捕って食べよう

暑い夏は、渓流、清流で涼みながら、ヨシノボリを捕ったどうでしょうか。
お子さんがいる方でしたら、子供たちも楽しめると思います。

渓流で捕獲しやすいヨシノボリは、5センチ位です。
大きいヨシノボリは、食べるときに頭や中骨が気になって食べにくいかもしれません。
お子さんは、骨があると魚嫌いになってしまうかもしれません。

捕獲するヨシノボリは、5,6センチメートルくらいまでがよいと思います。

子供たちとヨシノボリを捕って食べる

ヨシノボリの仔魚

用意するものは、網と捕った魚を入れるものがあれば十分です。
ヨシノボリを捕る網

網は、熱帯魚用の網や目の細かい魚取り網
目の細かい網を使います。
網の輪になっている部分を三角形にしたり、図のように一部を直線にしたりすると、水底に直線部分が接するため使いやすいです。
網を平らにする

捕獲するヨシノボリのサイズは、数センチメートルです。
魚取り用として売られているたも網の多くは、目が粗いため、入った魚が網の目から抜け出てしまいます。

 

台所で使う三角コーナーや水切りネット、目の細かいザルでもよいです。
三角コーナーでヨシノボリを捕る

水切りネットは、針金で輪を作って魚取り用の網と作るとよいです。
熱帯魚用のネットのように水底に当たる部分が平らになるように針金を曲げるとよいです。
水底は凸凹しているため、多少曲がっていても、見栄えが悪くても大丈夫です。

いずれも、100円ショップで手に入ると思います。
水切りネットと針金なら、数人分の網を作ることができます。

ざるを使ってヨシノボリを捕る
ザルは、現地で魚を生かしておくためのイケスにすることもできます。

捕獲したヨシノボリは、ザルや水槽、バケツなどに入れて生かしておきます、
水温が高いと死んでしまいますから、水温が下がらないように水槽やバケツに石を入れて川に入れておきます。

バケツにヨシノボリを入れる

野鳥に盗られてしまうことがあります。
石を入れておくと、ヨシノボリが隠れることができます。
さらに葉の付いた木の枝などで隠しておけば、日陰になるため、鳥に盗られにくいし、水温も上がりにくいと思います。

渓流でヨシノボリを捕る

スポンサーリンク

ヨシノボリ、捕り方は簡単

ヨシノボリは、水底にいます。
石の上や横にくっついていることもあります。
石の下などに隠れていることもありますから、石をそっと動かして探します。

捕れそうなヨシノボリを見つけたら、ヨシノボリから10センチメートルくらい離れたところに網をそっと置きます。
手を使って、ヨシノボリを網の中へ誘導します。

 

逃げられてしまっても、すぐに遠くに行くことはありません。
何度でもチャレンジします。

捕ったヨシノボリは、バケツや水槽に入れて生かしておきます。
移動してヨシノボリを捕る

上下流数十メートル移動すれば、いくらでもヨシノボリが捕れます。
お子さんといっしょなら、足場がよく危険でないところを選びます。

ヨシノボリを専用に狙う人はいませんから、大量に捕れると思います。
地域によっては、川漁師さんがとっているところもありますが限定的です。

 

サワガニ、テナガエビも捕ろう。

ヨシノボリといっしょにテナガエビを捕る

渓流には、サワガニやテナガエビもいます。
サワガニ、テナガエビもおいしく食べられますから、見つけたら、いっしょに捕ります。

テナガエビとヨシノボリをいっしょにバケツなどに入れておくと、テナガエビがヨシノボリを攻撃したりハサミで挟んで、ヨシノボリが死んでしまうことがありますから、別々にしておくとよいです。
テナガエビは、水温が上がるとすぐに死んでしまいます。
水温が高くならないように水を入れ替えたり、ビク(袋状の網)や蓋付きの水槽などに入れて、水中に入れておきます。
バケツの場合は、葉がたくさんついた木の枝や網などをバケツに被せて、エビが飛び出さないようにします。

魚が逃げないよう葉をのせる

スポンサーリンク

小魚やエビを生かして持ち帰る方法

種類ごとに分けて、水の入ったポリ袋に入れます。
水が漏れないよう、口を縛ります。輪ゴムを使って口を縛ってもよいと思います。
ペットショップや観賞魚・熱帯魚屋さんでは、魚と水が入ったポリ袋に空気も入れて、ポリ袋がパンパンになるくらい膨らませて口を縛ってくれます。
ポリ袋は二重にしておくと安心です。
ポリ袋で魚を輸送する

夏は、水温が上がりやすいので、輸送に時間がかかるようなら、発泡スチロールの箱やクーラーボックス、クーラーバッグ、保冷バッグ、ダンボール箱、コンテナボックスなどに袋ごと入れます。
ダンボールに袋ごと魚を入れて輸送
箱に隙間ができた場合は、新聞紙や余ったポリ袋を膨らませて輸送時に動かないようにします。ダンボール箱や発泡スチロールの箱は、スーパーなどで無料でもらえると思います。
保冷材があれば、隙間に入れておきます。

保冷剤で保冷して魚を輸送する

水槽ごと運んだり、水槽をポリ袋に入れて運ぶと、輸送時に水がこぼれて水槽内の水が無くなってしまいますから、ポリ袋に魚と水を入れてから、ポリ袋ごと水槽に入れると良いと思います。

 

ヨシノボリの食べ方

川魚には、寄生虫がいるかもしれません。
必ず火を通して食べます。
特にハラワタを取ったり、鱗を取ったりすることはしなくてもよいです。
大きいものは、砂が気になるかもしれませんので、ハラワタを取り除いたほうがよいと思います。

素揚げや天ぷら、かき揚げ、唐揚げがおいしいと思います。
鍋やフライパンに油を入れて、揚げます。
私は素揚げにすることが多いです。
塩をふって食べるとおいしいです。

佃煮や甘露煮で食べる地域もあるそうです。