私の居住地域の学校では、卒業した児童、生徒の学用品などをタダで集めて、それを格安で販売しています。
私もPTA活動にかかわっていましたので、他校の情報なども収集しながら行いました。
多くの学校で実施しているようです。
販売時期は、入学時に行うことが多いようです。
運動会、文化祭等のイベントに合わせて販売することもあります。
学校が始まってから、必要になることもあります。
例えば、体操服。時間割で体育が2日続けて計画されていることや、運動会、体育祭は、準備・予選が前日に行われるとこともあり、洗って干す時間を考えると、複数ほしくなります。
卒業生などから集めた学用品や制服の収益は、学校の備品購入費に充てることが多いようです。
生徒会活動費や部活動の物品、修繕費等です。
販売する前ぶに、PTA役員とボランティアの保護者が、2週間くらいかけて仕分けし、値段をつけます。
文化祭前は、前日に半日くらいで行ったこともあります。
先輩保護者からのこれまでの経験から、値段をつけますが、ほとんどのものが数百円です。
- ジャージ 500円
- 制服、セーラー服 800円
- ハーモニカ 200円
- 赤白帽 10円
- ベンチコート 1000円
- 解答付きの問題集 50円
- プリンタのインク 100円
プリンタのインクや蛍光スタンドなど、家庭で使う学習用品もあります。
ベンチコートなど、3年間で一度も使わなかったというようなものも出てきます。
女子の制服販売について
販売側として頭の痛い問題は女子の制服、女子用のジャージなどです。
どこから聞きつけてきたのか、制服マニアや業者と思われる人も入ってきたため対策が必要です。
いくつかの方法を試しました。その方法は以下のようなものです。
- 入学前の物品購入日などに保護者といっしょに購入してもらう。
- 一人2点まで
- 生徒手帳を見せてもらう。
- 本人が購入する。
PTA委員やボランティアの保護者だけでは本人確認できないため心配する声があります。
その学校に在籍している児童や生徒であることがPTAの委員や保護者ではわかりませんので、PTA担当の先生にもお手伝いをお願いしたことがありましたが、販売日は、多くの保護者が集まるため、他のお仕事などで抜けてしまうことがあります。
中には、本人が購入し転売しているケースもあると思われたので、女子用の制服は1点まで、女子用ジャージは2点までと制限を付けたこともありました。
学校が手伝ってくれない
私は、小、中、高とPTA活動をしてきました。
また、子供が卒業してからも何らかの形で関わるようにしています。
私の地区の学校では、小中学校は保護者主体、高校は保護者主体だけど先生がお膳立てしてくれます。
小、中学校はPTA活動は、保護者主体だから学校は関与しない、先生は本業が忙しいから、お手伝いしたくても難しい。という雰囲気を感じています。
先生は多忙なのは、わかっているので、子供をもつ親は一生懸命がんばっています。
子供のために何かできないかとがんばる方も、たくさんいると思います。
一方、高校は、学校が準備をしてくれ、当時は作業だけということも多いです。
名簿作りや仕事の分担、関係資料の作成からPTA活動やイベント等の会場準備まで、学校の先生がやってくれ、PTA役員や委員は、当日行くだけでいいようにしてくれます。
事前に打ち合わせは行いますが、作業的なことはやってくれています。
PTA活動で、役員や委員に負担をかけないようにと配慮してくれているそうです。
PTAも仕事をもっていたり、子育て介護等があったりしますから、年間何日学校に出るかの目標値を決めていて、今後も少なくなるように考えてくれています。
小学校は、一言でいうと丸投げ感があり、高校は、いっしょに活動しようという雰囲気です。
PTA活動のため、学校を借りることになりますが、小中学校は、借用願いを校長先生に提出します。
高校もあるのかもしれませんが、借用願いをつくったことがありません。
県立と市立の違いからなのかもしれません。