野草、木の実、海藻を食べる

野菜は高いです。
安い時期でも、日々の生活が苦しい者にとっては、数十円から数百円の野菜が買えないこともあります。

 

お金がないときは、近所に生えている野草も食料になります。
雑草でも食べられるものがあります。

 

なるべく、柔らかい部分を摘むと食べやすいです。
硬い茎などは、子供が嫌います。

 

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おいしい雑草が身近なところで大量に採れます。

シロツメクサ、よもぎ、スイバ、おおばこ、ナズナなどは、大量に摘むことができます。
あなたの近所の公園や土手、河川敷には、食べられる雑草が、たくさんありますよ。


雑草をよく見てみると、おいしそうと思える野草や、柔らかそうだな、食べたらおいしそうだなんと思える葉っぱがありませんか。

調べてみると食べられるものが多いと思います。

 

たくさん採れない?

種類や地域によって違いますが、野草は、労力の割にたくさん採れないかもしれません。
ハーブとして人気があるものやフキノトウなど、これらを摘むために遠方から来る方もいます。

 

移動時間を考えると、働いてお金を稼ぎ、野菜を購入したほうがよいと感じることがあります。
自然が少ない地域に住んでいる方は、近所の公園や野山、河川敷などに行くような機会があったら、ついでに採るくらいでよいと思います。

 

私は、食料確保のために、子供と魚釣りに行くときや、仕事の昼休みなどに採っていました。
雑草なら、30分から1時間くらいで、たくさん採れます。

 

気を付けること

・私有地、人の土地に生えていることがあります。境目が分かりにくいことがあります。

・河川敷や公園なども念のため、ホームページなどで確認したり、掲載されていない場合は電話で聞くとよいと思います。
自分たちが食べる分を少量摘むのであれば、問題ないことが多いと思います。

・海で採れるワカメやアオサなどは、漁業権があると思います。
事前に調べておいたほうがよいです。

・田畑の近くや公園などは、農薬がまかれた後ということがあります。


・犬の散歩道は、犬のトイレの後があるかもしれません。


・都会の公園などは、酔っ払った人がオエッとやってしまったものがあるかもしれません。

・クマや毒へび、野犬が出る地域もあります。

・毒虫やハチ、ヤマヒルなどにも注意が必要です。

・人気の少ないところや高いところの実などを採るときは、安全のため、2人以上で行きます。

 

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ベテランに教えてもらう

市や博物館などが企画する無料の山菜採りツアーや自然観察会があります。
こうしたツアーに、お子さんといっしょに参加してみてはいかがでしょうか。

お知り合いに、山菜やキノコ採りを趣味にしている方がいれば、心強いと思います。

中には、自然薯や松茸を採りに行こうと誘わることがあるかもしれません。
地域によっては、たくさん採れず、レジャーで終わってしまうことがあります。

 

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野草、雑草の食べ方

おいしい食べ方は、ネットでたくさん見つかります。

お金がない私たち家族は、以下のようにして採ってきた野菜を食べていました。


・野草を刻んで炒める。最後に塩や醤油を少し入れて味付けし、ごはんにふりかける。

 

・バターがあれば、バター炒めにする。醤油で味付け。

・卵が購入できれば、卵とじ。

 


・塩ゆでにしてから水を切って、刻んでご飯にかけて食べたり、刻まずにしょうゆをかけて食べたりします。

・茹でてから水を切り、砂糖と醤油を混ぜて食べます。

 

雑草のごった煮


野草をみそといっしょに煮たり、コンソメや鶏ガラスープの素などを使って味付けして食べました。

コンソメスープの素、鶏ガラスープの素は、一袋100~150円くらいで買えます。
一袋あれば、数十回使えます。

味付けしても、野草の苦味があり、子供たちは嫌いました。
もし、豚肉などが手に入れば、いっしょに入れると、苦味がやわらぎ、おいしく食べられます。
鶏肉では、野草の苦味が消えにくいです。

 

雑草のてんぷら、素揚げ


てんぷらや素揚げも子供たちには、評判がよく、たくさん食べます。
油がたくさん使えるなら、てんぷらがおススメです。

 

素揚げは、片栗粉や小麦粉を付けずに、そのまま揚げたものです。
少量の油で揚げることができます。

 

小さい魚やエビを捕ってきたときは、いっしょに素揚げにしました。

 

かき揚げもおいしいです。
食べる前に塩を少しふりかけます。

 

子供は苦味がある野草が苦手です


子供の頃は苦味に敏感です。苦味があると食べません。

 

苦味がある野草でも、醤油味のバター炒めなら、食べることもあります。
バターも手に入らない時期があります。

 

てんぷらにすると、苦味を感じにくくなり、子供でも食べられます。
野草のてんぷらは、子供たちに野草のおいしさを知ってもらうきっかけになると思います。

 

ドクダミなどの薬草は、「体にいいよー」と言いながら食べさせましたが、あまり食べませんでした。
臭いがダメです。

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誰も摘もうとしない雑草、でも食べられる野草

道端や公園、土手、河川敷で大量に摘むことができます。

 

アカツメクサ、シロツメクサ(クローバー)

シロツメクサは、公園や河川敷、土手などにたくさんあり、大量に採れます。
アカツメクサも、たくさん採れるところがあります。

葉っぱを食べます。

お子さんといっしょに、四つ葉を探したり、首飾りや花冠を作ったりしながら摘むと楽しいです。

 

 

スイバ

公園や土手、河川敷、どこにでも生えています。
春から秋まで摘むことができます。
やわらかい葉や茎を食べます。

 

つくし

土手などで大量に採れます。
日がよく当たる斜面や河川敷にあります。
特徴があるため、簡単に見つけられます。
子供でも見つけやすい野草なので、楽しめると思います。

 

下処理
茎の途中にある「はかま」を取り除きます。
水に数時間つけます。

 

食べかた
卵とじ
卵がなければ、醤油と油で炒める。

 

わらび

郊外の野山や川の土手で採れます。
少し苦いため、子供には評判がよくありません。
私も小学生の頃、よく採りましたが、ほぼ全部、大人に食べてもらいました。

 

ゼンマイ

ぜんまいは、道端や土手などで採れます。

よもぎ

よもぎ餅のよもぎです。
餅つきの時に入れます。

公園や土手、道端で大量に採れます。
薬草としても知られています。

子供には、天ぷらが好評でした。
なるべく、柔らかめのものを摘むとよいです。

 

どくだみ

薬草として知られています。
ケガをしたところに付けたり、ドクダミ茶として飲んだりします。

日陰に生えています。
山林、道端、家の陰、神社、公園のトイレの裏など

てんぷらがおいしいです。

 

ナズナ(ぺんぺん草)

道端、土手、河川敷、公園など、いたるところで採れます。
春の七草のひとつです。
たくさん採れます。
茹でてから食べたり、てんぷらにします。

 

クズ

柔らかい葉っぱを食べます。春がおいしいです。
根は、葛根湯や薬として有名です。

 

たんぽぽ

どこにでもあります。
苦味があります。

茎や葉を食べます。
花も食べられます。

どこにでもありますが、大量に採れません。
子供は楽しそうに摘んでいました。

 

カキドオシ

身近なところに、たくさん生えています。
柔らかい葉っぱを摘んで食べます。

春に紫の花が咲きます。

発毛効果や高血圧降下作用、結石溶解作用などがあるそうです。
ダイエット効果もあるため、漢方薬やダイエット茶などにも利用されています。

 

タケノコ

竹林は、私有地であることが多いと思います。
河川敷などで竹を見かけることがあります。


スーパーなどで手に入る太いもの(孟宗竹)とは違って、細身のものもあります。
細身のものでも食べるとおいしいです。
しのぶえの材料となる細身の篠竹は、河川敷などで見かけます。

 

タケノコを目当てに来ている方も多いので、朝早く行くとよいです。
タケノコは、毎日生えてくるので、行って無くても、翌日、再チャレンジしてください。

 

道具があると効率がよいです。
園芸用のスコップでも簡単に採れます。

 

 

おおばこ

道端や公園、土手など、どこにでも生えています。
子供たちが遊んでいる公園などにも生えていて、誰も摘もうとしません。
柔らかい葉を摘みます。

 

はこべ

道端や公園、土手など、どこにでも生えています。
柔らかい部分を摘みます。
春の七草のひとつです。
茹でてから水を切って、醤油と砂糖で味付けをしたり、卵とじで食べました。

 

ノビル

川の土手などで大量に採れます。
にらに似た野草です。
雑草のようです。

 

球根部分を食べることが多いのですが、葉も食べられます。
味噌につけて食べることが多いと思います。
子供には天ぷらです。

 

葉っぱは、刻んで、ふりかけにしてもよいと思います。

 

子供の頃、私の親は、犬の散歩道にたくさんあるからと言って採ろうとしませんでした。
私に食べられる植物を教えるために1、2度、採っただけでした。

 

ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ、ピーピーマメ)

公園や土手、河川敷、どこにでも生えています。

 

私は、カラスのエンドウと思っていました。

黒くなった豆は、かたいです。

 

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山野草

食べられる野草として有名なものを挙げました。
先行者がいると大量に採れません。
毎年、同じところに生えるので、位置をメモしておくとよいと思います。

 

ミツバ


スーパーで売っている三つ葉は、葉っぱの大きさが揃っています。
近所で採れるものは、葉が大きいです。香りも強いように思います。
少し湿ったところで採れます。

 

河川敷や川の上流部の脇、畑と森林の境目、湿地などで採れます。
丘と田畑の境目に用水路が流れているようなところでも採れます。
1日中、日が当たるところには生えていません。多少、日陰ができるところで探してみてください。

 

川岸を歩いていると大量に見つかることがあります。

 

ミツバをメインで食べることは少ないと思います。
子供は、卵とじにして食べてました。
みそ汁に入れてもおいしいです。

 

ふき、ふきのとう

苦い野草で有名です。
子供は食べません。

 

長靴がいるような湿地帯に多いです。

 

住宅地と山林の境目のようなところで大量に採れるときがあります。
下水施設が無く、生活排水が地面を小川のように流れているところで見つけたことがあります。
排水の流れから少し離れた山側(流れより上)で摘みました。

ふりかけがおいしい
・ふき
・油揚げ
・砂糖
・醤油
ふき油揚げを刻んで炒めます。

ふりかけなら、子供も食べられますが、少し苦味が残るようです。

 

クレソン

山間部の水のきれいな小川などで採れます。
サラダなどで食べます。
苦味がないため、子供でも食べられます。

 

セリ

河川敷や田んぼのあぜ道、山間部の小川などで採れます。

 

ドクゼリという毒があるものがあるそうです。
私は、見たことがありません。

 

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山や河川敷、土手、神社などで採れる実

時期が限られています。
山に入らなくても採れるものを紹介します。

 

クリは、売っているものより、小さめです。
道路や人の目につくところは、すぐに無くなってしまいます。
夏くらいから、木を見つけておきます。

 

シイの実

椎の実は、生でも食べられます。
生でも甘くておいしいです。
落ちているものでも大丈夫です。

 

虫食いのものは、噛むと苦味があります。
水に浮かべて、浮くものは虫食いの可能性がありますから捨てます。

 

封筒に入れて、電子レンジで加熱すると食べやすいです。
フライパンで炒ると実がはじけて、飛び出しますから、蓋をして炒ります。

 

どんぐりは苦い

マテバシイ、クヌギ、、ミズナラ、コナラなど、たくさんありますが、苦いです。

苦味があるため、下処理をしてから食べますが、手間がかかります。

縄文時代は、ドングリクッキー(縄文クッキー)を作って食べていたようです。

桑の実、葉

郊外や河川敷などで見かけることがあります。
毎年、実がなります。

 

実は食べられますが、子供には、ややすっぱいと思います。
ジャムなどにするとよいと思います。

葉も食べられますが、かたいため子供は好んで食べませんでした。
食べるなら、てんぷらがおすすめです。

私の職場の近くにあるのですが、誰も採ろうとしません。
昔は、蚕の幼虫の餌として桑畑がたくさんありました。
その畑の近くに木が生えていることがあります。

 

キイチゴ

公園や散歩道、土手で見つかります。
甘くておいしいです。

 

蛇イチゴという種類は、甘くなく、食べてもおいしくないです。
子供の頃、蛇が食べるイチゴと聞いていたのですが、蛇は食べません。

 

ウグイスカグラの実

赤い実が食べられます。
公園の散歩道などで見つかります。
民家の庭先や駐車場の隅などにいつのまにか生えることもあります。
知り合いから、庭先になった実を採っていいよと言われたことがあり、子供と採りに行ったことがあります。

 

アケビ

近くの林や神社、樹木が多い公園などで採れます。
鳥に食べられてしまうことも多いです。

高いところにあるため、採るときは注意が必要です。
実の下側は雑草が生い茂っていることが多いので、落ちてきた実をキャッチするための網があるとよいです。

 

海の中にも食べられる海藻があります。

岩ノリ、ワカメ、アオサなどは、潮が引いた時や浅くなった状態で採れるところがあります。

テトラポッドなどに岩ノリが付いていることもあります。

家族で1、2食分くらいの量が、すぐに採れます。

場所によっては、採集を禁止しているところがありますから、注意してください。