ニゴイは、漢字で似鯉と書きます。
口にひげがありますが、鯉よりは、体が細いです。
ニゴイは、小骨が多く、食べにくいため、好んで釣る人は少ない魚です。
ニゴイを釣っても持ち帰らないためか、大型のものが、うじゃうじゃいます。
冬でも、たくさん釣れますから食用確保がしやすい魚です。
ニゴイは、食べられるか?
小骨が多い
小骨が多く、大型のものは、食べにくいです。
30㎝以上のものは、小骨を取りながら、食べます。
20cmくらいのものなら、小骨が気にならないと思います。
小骨が多いため、子供さんが食べると、嫌いになってしまうかもしれません。
白身でおいしいです。
ヒラメの代用にされたことがある魚だそうです。
京都の料亭では、鱧のように骨切りして、洗いやてんぷらで、出しているところもあるそうです。
私も子供が食べられるよう骨切りをしたことがありますが、子供は気になるようです。
から揚げにして、温かいうちに、すぐ食べれば気にならないと思います。
私は、小型のものは、塩焼き、素揚げ、大型のものは、ぶつ切りにして、から揚げで食べました。
小骨が多くても、食べ物がないときは、しかたありません。
小さいお子さんがいるなら、小骨を抜いておいたほうがよいかもしれません。
大陸では、ニゴイに似た(パッと見ニゴイ)魚がメインディッシュとして、ホテルや食堂などで出ているのをテレビで見たことがあります。
油で揚げて、あんかけにして食べていました。
ニゴイは、日本にいるニゴイのほか、コウライニゴイという種類が中国、台湾、朝鮮半島にも生息しているそうです。
寄生虫
他の淡水魚も同様ですが、寄生虫がいる可能性が高く、海水魚より人体被害が大きいそうです。
魚の内臓にいるものが有名ですが、筋肉内に生息している種類もいます。
生食は避け、十分加熱することが大切です。
また、多くの寄生虫は、冷凍すると死滅するそうです。
寄生虫の中には、人体に入ってから、数週間から10年以上生きるものもいるそうです。
ニゴイの生息場所
鮎やヤマメがいるような清流から、汽水域まで生息しています。
鮎の友釣りで、引っかかってくるこもあります。
下流で、セイゴ釣りをしていて、ニゴイが釣れてしまうこともあります。
また、ダム湖などでも釣れます。
橋の上や堤防の上などから、水中を観察すると、50cmくらいの大型の魚が泳いでいることがあります。
多くは、ニゴイではないでしょうか。
ニゴイは、見えるものが釣れますよ。
釣れる時期
1年中、釣れます。
私が住んでいるところでは、春、小型が多く、冬は、大型が釣れます。
正月に子供が初釣りに行きたいと言って、40~50cmのニゴイを数匹、釣ったことがあります。
このときは、ルアーでした。
冬は、食糧確保が難しいです。
子供との遊びを兼ねて、正月の食糧確保ができました。
釣った魚は、冷凍にしておいて、から揚げで食べました。
子供にせがまれて、その後も数回、出かけました。
コツは、中、上流域の橋や堤防の上から、魚影を見つけて、それを釣り上げることです。
子供は目がいいので、ポイントをすぐに見つけてくれます。
ニゴイは、雑食性
エサは、ミミズ、エビ、タニシなどでよいのですが、手に入りやすいのは、ミミズだと思います。
ミミズなら、ニゴイ以外の魚が釣れます。
大型は、魚も追って食べます。
このことからルアーで、大型のものが釣れます。
ニゴイ用のルアー
自己破産する前は、お金がなかったため、小型のスピナーでよく釣りました。
スピナーは、羽根がクルクルと回ります。
1個あたり、数百円です。
中古なら、100円くらいで売っています。
流れが緩いところでは、これがよかったです。
スピナーは、渓流から海まで使えますよ。
次にスプーンです。
流れのあるところでは、これがよかったです。
真冬でも、釣れましたが、活性が低いため、ルアーがアクションする範囲で、ゆっくり巻きます。
スピナー、スプーンともに小型のものが、アタリが多いです。
過去に小型のプラグ(数センチメートル)、ミノータイプ(細長い)のもので釣ったことがあります。
冬でもプラグは、有効でした。
そのルアーのアクション(左右に揺れるなど、独特の動き)が起きる範囲で、なるべく、ゆっくり引いた記憶があります。
現在は、安く手に入るワームを使っています。
ワームは、万能です。
ナマズ、ウナギ、雷魚、ブラックバスも釣れます。
海えも使えます。
私は食糧確保も考えているため、ワームを多用しています。
子供は、いろいろ使っていますが、スピナーが一番釣れています。
ニゴイは、ブラックバスやナマズ、ニジマスなど、ルアー釣りの外道として釣れますが、ニゴイをメインで狙う人は少ないと思います。
引きが強いので、楽しめます。
大型がかかるため、網があると確実に取り込めます。
釣具屋で売っている網は高価です。
ホームセンターなどで売っている子供用のものでもあれば安心です。
針は、定期的に交換するか、やすりで尖らせましょう。
針先が尖っていると、魚が触れただけでフッキングします。
川で釣っていると、川底の石などに針があたり、針先が丸くなりやすいです。
新品に交換できるなら、交換します。
私は、やすりで磨いて使っています。
遊漁券
河川で釣る場合は、遊漁券が必要な場合が多いと思います。
お近くの釣具屋、漁業組合で扱っていると思います。
上流部なら、コンビニなどでも扱っています。
1日あたり、500円くらいです。
同じ川に、よく行くなら、年券がお得です。
子供(中学生まで)は、無料のところも多いです。
私は、子供といくつかの河川を回るときは、自分は釣らずに子供だけ釣ることがあります。