所得が低いほど太る。
国民健康・栄養調査より
厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、所得により、生活習慣の状況に差があり、健康状態に課題があること指摘されました。
国民健康・栄養調査より
穀類摂取量は、世帯の所得が低いほど多い。
所得の低い世帯は、野菜類や肉類の摂取量が少ない。
運動習慣(歩数の平均値)は、所得の低いほど少ない。
検診の診受診者は、所得が低いほど高い(低所得者ほど検診を受けない)。
肥満者の割合は、所得の低い世帯全員で高い。
歯の本数が20歯未満の割合は、所得が低いほど高い。平成26年「国民健康・栄養調査」の結果 |報道発表資料|厚生労働省平成26年「国民健康・栄養調査」の結果について紹介しています。
経済的な理由で、食物の購入を控えた又は購入できなかったことがあるか。という質問に
「よくあった」、「ときどきあった」合わせて、各年齢、性別で、15~20%ありました。
貧乏になると太る、ハゲる?
私は、お金がなくておかずが買えず、穀物や袋入りのラーメン中心の生活になりました。
そのせいか、数年で、5kgほど体重が増加しました。
食べる時間は、朝6時、昼、夜の11時半頃です。
自宅では、子供優先でしたので、食べるものがないときは、仕事場に置いてあるクッキーやお菓子を少し多めに食べていたこともあります。
糖分摂りすぎと思いましたが、動けないので食べていました。
現在も、食生活が改善できず、米やラーメン中心です。
私は、ごはんにふりかけ、おにぎりだけ、飲みものは水。
ということがよくあります。
なるべく子供には、バランスよく食べさせたいのですが、野菜や肉などが買えないこともあります。
同じような思いをしている方も多いと思います。
太ると分かっていて、炭水化物中心の食事になっています。
インスタントラーメンは安く手に入り、時間短縮になります。
職場でも、インスタントラーメンを食べることがあります。
お金がなくて米が買えないことがありましたが、米は主食ですし、子供たちも食べるため、優先して購入しています。
今でも、米が買えなくて食べ盛りの子供に食べさせられなかったことを思い出すと、情けなくて、泣けてきます。
以前は、炭水化物は、すぐにエネルギーになるから必ず食べなさい。
また、仕事をしたり体を動かすためには、ごはんやパスタがよい。
と言われた時代があり、その習慣が抜けていません。
最近は、炭水化物だけの食事は、中性脂肪を蓄えてしまい、肥満になりやすいと言われます。
炭水化物を食べると、血糖値が上昇し、上昇するのを抑えるため、すい臓からインスリンが大量に分泌されます。
このインスリンは、過剰に摂った糖質を中性脂肪として蓄える働きがあり、肥満につながります。
肥満を避けようとする炭水化物制限ダイエットがありますが、全く摂らないと障害が出る可能性があるそうです。
脳は、糖がエネルギー源になるため、集中力がなくなるそうです。
糖質は、成人男性が1日に130gくらいなら太りにくい
ごはん100gで、約40gくらいの糖質が摂取されるそうです。
1日に、ごはん3杯なら120gくらいの糖質が摂れるので、糖質130g以下となり、太りにくいとのことです。
冷えたゴハンは、ダイエットと便秘改善につながるそうですよ。
冷えたゴハンは、小腸で吸収されないため、太りにくく、また吸収されなかったゴハンが大腸に届くため、便秘にも効果があるそうです。
低所得者ほど健康管理ができない
体調が悪くても、なかなか病院には行けません。
会社の検診で要検査の通知があっても、業務のため受けられないこともあります。
周りでは、人間ドックを受けて、ガンが見つかって治した。
受けてよかった。
早く発見できてよかった。
という話を聞くことがあります。
一度、会社で人間ドックを受けたことがあります。
人間ドックといっても、会社で受ける健康診断(体重、血液、聴力、胸部レントゲン撮影等)とほとんど同じでした。
細かく見てもらうためには、オプション料金を払う必要があります。
体が資本と言いますし、できれば受けたいですが、子供たちの食費や学校にかかるお金を削ることはできません。
先日、私のように人間ドックを受けたことがない同僚が、動脈瘤破裂で亡くなりました。
彼も、毎日、穀物中心の食事でした。
朝はパン、昼はおにぎり、夜の食事は一部しか知りませんが、ごはんに漬物だけというような食事をとっていると聞いたことがあります。
低所得だと、ガン、その他の病気の早期発見ができないため、大病したり、突然亡くなるケースもあると思います。
睡眠時間も関係するそうです。
睡眠時間が短い人ほど、太る傾向があるというデータもあるそうです。
所得が低く生活に余裕がなくなると、寝る時間を惜しんで働いたり、家事をしたりします。
私も、寝る時間が少なくなっています。
脱毛、ハゲ
髪の毛も薄くなってきました。
私の家系には、ハゲはいないので、私はハゲないだろうと思っていました。
妻も安心していたようですが、頭頂部から毛が抜けてきました。
老化も理由の一つだと思いますが、栄養が足りないことが大きいような気がします。
低所得とハゲの関係は、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」には書かれていませんが、栄養不足による脱毛、ハゲはあると考えます。
低所得だと学力が低くなる。
厚労省の調査結果にはありませんでしたが、他の調査では、子供の学力が低くなることが報告されています。
私も、子供の頃、参考書も買ってもらえませんでした。
2021年現在、貧困状態の子供が7人に一人というデータもあります。
ポリ袋でごはんを炊く
炊き方
空気を少し入れておきます。
我が家で炊飯器が壊れ、新しいいものが買えないときに、この方法を知りました。
停電時でも、この方法でご飯を食べることができます。
賃金の差
話は変わりますが、
先日、大学を出て中小企業に勤めるより、高校を卒業して大企業に勤めた場合の生涯賃金を比較した記事が新聞に出ていました。
この記事によると、高卒で大企業のほうが、生涯賃金が高いそうです。
ある大手企業では、社員が20代で結婚し、30代で家が持てることを想定しているそうです。
土日は、基本的に休日で、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は、8~10日程度の休みがあるそうです。
大企業に勤める私の知人は、週末、家族サービスができ、趣味をエンジョイし、数年に一度は、海外旅行にも行っています。
また、週に2,3日はジムに通い、体づくりをしています。
食事も家族で一緒にしているそうです。
年賀状を見ると、うらやましい写真が掲載されています。
もちろん、大企業に勤める人全員がそうではありません。
余裕がある暮らしは、心も豊かになり、子供にもよい影響を与えると思います。
食生活も豊かになり、太りにくく、健康にもよいのかなと思います。
追記
脂肪肝になっていました。
先日、B型肝炎の検査の際、脂肪肝であることもわかりました。
たくさん食べていないのになあと思いました。
以下のような食生活のせいだと思いました。
・食べものがないときに、職場のお菓子をよく食べていた時期がある。
・袋入りのラーメンをよく食べる。
・昼は、おにぎりのみ。
・夜は、23時以降に食べて、すぐ寝る。
炭水化物ばかり食べていましたが、数年前から、夜は、炭水化物を控えていました。