経済格差と教育、子供の6人に一人は貧困

「池上彰のニュース2016」で,子供の貧困について、お話しがありました。
現在、16.3%の子供が貧困状態にあります。
このまま貧困格差が続けば、日本の将来が危ない。

 

私もそう思います。




教育格差
義務教育しか受けられない子供がいます。
一方で、一定水準の収入がある家庭は、大学まで進学できます。

 

こども食堂
子供は、無料で食べられる施設です。
2013年 13箇所
2015年 100箇所
2016、さらに増えつつあり、施設運営者などを募集しています。

 

識字率
江戸時代から日本の教育水準は高かった。
当時の識字率は、ロンドンで20%
江戸時代の日本は、60%でした。
当時日本には、寺子屋があり、全国に16500校あったそうです。

 

日本の現在の小学校は、20601校ですから、現在より、人口が少ない江戸時代ということを考えると、寺子屋は、多かったと言えます。

 

収入による学力差
家庭の収入により学力に影響があります。
学力差を調査したところ、親の年収で、正解率が異なることがわかりました。
年収200万円以下の家庭では、それ以上の家庭に比較すると、学力が低いという結果が出ています。

 

親の年収が多いほど、大学進学率が高くなり、親の年収が低いほど、中卒や高卒で、就職する率が高い。
東京大学
東大生の54.8%(2人に1人)が 親の年収が900万円以上だそうです。
番組内での東大生へのインタビューでは、親の職業が、医師、画家、コンサル、弁護士などでした。
また、東大生に学習環境について聞いたところ
・家庭環境がよいと、他より有利になる。
・よい学習環境、学習する機会をお金で買うことができる。
・塾など、勉強する機会があり、チャンスが広がる。

 

一方、チャンスがないと言われる家庭、貧困家庭では、周りの子は、2、3つ塾に行っているのに自分は塾に行くこともできない。

 

昔は、苦学して行くというイメージだったが、現在は、違っており、裕福な家庭の子供が大学に行くようになった。

 

このま放置すると日本の経済に影響がある。
16兆円の損失が生じると言われている。

 

フィンランド
フィンランドは、現在、世界トップレベルの教育水準
未来に投資することは、国家の危機脱出につながるとして、改革を行ったそうです。
現在、フィンランドは、世界トップレベルの教育水準ですが、かつて、ソ連崩壊後、経済危機の状況でした。
その当時、中学教師だった人が29歳で教育大臣に就任後、6年で世界一になりました。

 

フィンランドの教育改革の内容
・学校教育を無料にした
・教師の資格を取るのを難しくした
・教育のやり方を学校に任せた
これにより、経済状況は改善しました。

フィンランドの教育とは「よき納税者を育てる。」ことだそうです。
最初は、大変だったが、だんだんよくなってきました。

 

シンガポール
シンガポールは、世界トップレベルの教育水準
世界トップレベルの大学10校のうち、1、2がシンガポールにある。

「人材こそ資源」というシンガポール

 

ある小学生の1週間が紹介されました。
週、5日学習塾
教育費は、月、18万円かかっている。

 

シンガポールの学校
小学校卒業時にPSLEというしくみ(学力試験を受けます)により、3つの中学校に分かれます。
3つの中学校を卒業するとエリートコースの高校に進むことができます。
エリートコースの高校に入学できなかった子は、技術教育学院に進むことができますが、授業量は年間2万円だそうです。

 

シンガポールの教育の仕組みは、リーククアイン首相が進めたそうです。
日本がお手本でした。
首相は、日本人の仕事が責任感がありすばらしい。と考えたそうです。

 

日本は、何を育てるのか?どう進めていくのか?

奨学金
奨学金を受ける生徒、学生の割合について
ノルウェーやフィンランドでは、学費が無料なのに、奨学金をたくさん受けているそうです。
日本は、学力が世界でもトップクラスなのに、国ではなく家庭がお金を出して、この水準を維持しています。

という内容でした。


番組では、日本の学力は高いと説明されましたが、日本で学力差が生まれるのは、当然だと感じています。
私の周りには、年収が低かったり、会社をクビになったりした人がいます。

 

家庭の収入などの影響で、本人や子供が十分な学習環境が与えららないという状況を多く見ています。
塾に行けなかったり、参考書や教材が買えなかったらりという金銭面だけでなく、親が忙しいと、子供の面倒を見ることができません。

 

知人も子供を遊びに連れて行ってやれない、教材が買えない。
学校から、集金の案内があっても払えないから、仕事の道具を売った。
など、いろいろなことがあり、多くの人が大変な状況です。

 

お金も必要ですが、親が子供のそばにいて、話しかけたり、本を読み聞かせたりすることで、やる気がアップし、その結果、学力も向上すると思います。
また、このような家庭では、子供の成長に影響を与える大人との接触や様々な経験をする機会も少なくなります。

 

私も子供の頃、教材や参考書を買ってほしいと言えない環境でした。
学校から帰ると、空き缶を拾って売ったり、親の内職の手伝いをしたりしていました。
小学生から、日曜日や夏休みなどに、ぶかぶかのヘルメットをかぶり、職人(建築関係)の父の仕事を手伝うこともありました。

 

現在も、自分の子供に不自由な思いをさせています。
私は、できる限り、自分が子供の頃のような目に遭わせたくないと思っていますが、お金や時間には限りがあります。

子供には、奨学金も受けさせていますが、将来、私と同じ目に遭わないよう願っています。
子供に奨学金の説明をしたとき、奨学金はもらえるものだと思っていたようです。
私も学生の頃、当初は、奨学金をもらって学校に行けると勘違いしていました。

 

私は、夫婦二人揃って、学生時代に奨学金を利用しました。
その後、返すのが困難になり、複数から借金をして奨学金を返しましたが、その借金が返せずに自己破産しています。
自己破産時の手続き費用等で、現在も借金があります。

 

このような負のスパイラルに陥っている家庭は多いのではないでしょうか。

 

私の親の収入が高ければ、私の成績が上がり、返還不要の奨学金を利用できたかというと、それは無理だったかもしれません。

 

今後の子供たちがよい環境で学習や体験活動をしたり、親子のふつうの触れ合いができるよう制度の改善を期待しています。
誰もが同じ水準の教育が受けられ、同等のチャンスが与えられるとよいと願っています。