スマホのMicro SDカードやUSBメモリは、データを削除しても読み取られる。

SDカードやUSBメモリなどのフラッシュメモリは、データを削除しても専用のツールがあれば、データの復元ができます。

ネットで検索しても、データの復活を請け負うサービスがたくさん出てきます。

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フリーのデータ復元ソフトで簡単に復活できる

個人でやるなら、PC関係のお店には、データ復元ソフトが売られていますし、ネット上にも、フリーの復元ソフトがたくさんあります。

私の職場でも、誤って削除してしまったデータの復元をすることがあります。数年前までは、市販の復元ソフトを使用していましたが、最近では、フリーで優秀なものがあり、簡単に復元できます。

スマホで使用されるSDカードなどのフラッシュメモリやパソコンのハードディスク内のデータを削除したりフォーマットしても、データの断片が残っている場合があります。

データを削除しただけなら、フリーのソフトで、ほぼ100%復活できてしまいます。

保存データは、見出しと内容に分けて保存される

SDカードなどに記録されているデータは、次の2つに分けれます。
①データそのもの
②そのデータの保存場所を示す目次
がSDカードなどに記録されます。

データ削除をすると
②の保存場所を示す目次の部分だけが削除され、
①のデータ本体は、削除されず残ったままになります。
スマホやPCの通常の使い方であれば、データ本体を見ることはできませんが、復元ソフトなどを使うと、データ本体が復活できてしまいます。

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SDカードなどの記録装置(記録媒体)は、物理的に破壊する

市販のPC廃棄時に使うデータ上書きソフトは、フォーマットしても残ってしまうデータを意味のないデータで上書きするものです。

一般にパソコンを廃棄する場合や中古で人に譲る場合は、上書きソフトを利用します。
企業などでは、データが記録されているハードディスクなどをドリルで穴を開けたりして、物理的に破壊します。
フラッシュメモリなどを廃棄する場合は、ペンチなどの工具などを使って、物理的に粉々に破壊するとよいと思います。

強力な磁石を近づけたり熱湯に入れてもデータを消すことはできません。
職場で、機器の廃棄時に試したことがありますが、データの復活はできました。

データの削除ではありませんが、私の職場で、USBメモリの差込の部分の基盤に亀裂が入っているものでも、工具で半田付けしたりして、読み出したこともあります。
内部のICなども、線をつなげば、読み出しは可能です。

廃棄する場合は、内部のICなどのチップを、切ったり割ったりします。
できれば、こなごなにします。

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スマホの盗難で、スマホなどのSDカードからデータが見られてしまう。

盗難に遭った場合、スマホ本体やSIMカードは、パスコード等でロックできます。
しかし、データが入っているMicroSDカードなどは、抜き取られた場合、中のデータを読み出されてしまいます。

スマホ紛失時の探索サービスがあります。スマホの位置情報を利用して場所を割り出します。

また、盗難時に遭った場合、遠隔(リモート操作)で、本体、SDカード等のデータをすべて初期化するサービスもあります。
しかし、初期化しても、SDカードは、復活ツールなどで読み取られるかもしれません。

盗難時のSDカード抜き取りを考えて、人に見られたくないデータは、本体に保存する人もいます。
Google DriveやONE Driveなどのオンラインストレージを利用してデータを保存する人もいます。