乗車券に記載されている駅まで、そのまま乗って行けます。
日付が変わる前の駅や日付が変わってから最初の駅などで下車する必要はありません。
JRでは、乗車中に日付が変わり、きっぷの有効期間が過ぎてしまう場合、途中下車をしない限り券面に表示された最終駅まで使用できることになっています。
例えば、名古屋から東京まで乗車券を持っていて、有効期間の最終日の夜に名古屋から東京に帰ろうとした場合を考えてみます。
名古屋から東京までの距離は、366kmで、乗車券の有効期間は、3日間です。
3日目の夜、「ムーンライトながら(臨時運行)」に乗り、翌朝、東京に到着しても問題ありません。
ムーンライトながらは、東京―大垣間の運行です。
このような夜行列車は、他に、ムーンライト信州、ムーンライトえちごなどがあります。
ムーンライトながら、信州、えちごは、指定席券520円が必要です。
JRみどりの窓口などで指定席券を購入します。
ムーンライトは、座席指定券が必要ですから、乗車券と別に指定券を購入する場合、窓口で乗車券の提示を求められ「乗車券の有効期間が切れるよ」と言われても、このルールがあることを説明してください。
窓口の方も知らないことがあります。
ムーンライトながらは、季節運行です。
春(3/1~4/10)
夏(7/20~9/10)
冬(12/10~1/10)
ちょうど、この時期は、青春18きっぷが販売されている時期でもあります。
青春18きっぷ5回分(5日分)のうち1回(1回あたり2370円)を利用すると、乗車券と指定席券と購入するより、安くなります。
東京―名古屋間の乗車券は、6260円です。
青春18きっぷを2回(2日分)使っても、このほうが安くなります。
青春18きっぷは年齢制限がありません。
青春18きっぷは、終日使い放題で、行先の記載がありません。
日付が変わった次の駅から2回目分を使うことになります。
1回分だけ使う場合は、日付が変わった最初の駅まで利用できます。
ムーンライトながら、信州、えちごの指定席券は、1ヶ月前から購入できます。
全車指定席ですが、快速(普通列車)ですから特急券は不要です。