私は、数年前に宴会料理で、一口だけ食べましたが、うな丼を最後に食べたのはいつだったのか忘れるくらい何年も前のことです。
鰻丼やうな重など、鰻料理の値段が上がり、鰻の蒲焼は、庶民の口に入りくくなっています。
安く提供しているお店のうな丼でも1500円以上しますし、スーパーなどで売っている鰻も、1枚1500円以上します。
中国産の鰻なら、1枚1500円くらいで売られています。
1000円以下のお店もあるようです。
2017~2018年は、不漁で少し高くなりました。
150g程度で1000円の魚です。
高い買い物だと思います。
売っているものは、タレも入っているため、パック全体では少し重量が増えます。
現在、水産総合研究センターや県の水産試験場などで、鰻の完全養殖の研究が進められていますが、完全養殖で育てた鰻は、1匹、数百万円とのことです。
完全養殖安く食べられるようになるまでに、もう少し時間がかかると報道されていました。
静岡県浜松市、愛知県の碧南市、西尾市、滋賀県高島市、鹿児島県志布志市などでは、ふるさと納税の返礼品として、ウナギのかば焼きがあります。
10000円~20000円の寄付で、1~3尾分のかば焼きが贈られるようです。
ナマズ(鯰)やイワシが食用になる
近畿大学では、ナマズの養殖を行っています。
霞ヶ浦には、北米のナマズが繁殖していて、ナマズバーガーも売られているそうです。
養殖を行っている業者さんもいます。
アメリカなまずは、自然界で繁殖しており、釣りに行けば、必ずつれるほど、たくさんいるようです。
ナマズも食べるとおいしいですよ。
鰻、鯰、鰯は、簡単な仕掛けで釣ることもできます。
このうち、鰯は、スーパーで安く購入できますから、お腹いっぱい食べられると思います。
鰻の代用として、他の魚を使った蒲焼はいかがでしょうか。
また、うなぎなどの魚類以外では、レンコンや豆腐の蒲焼が紹介されていました。
蒲焼風ではありませんが、焼いた豚肉や鶏肉に甘辛のたれを付けてもおいしいです。
秋刀魚の蒲焼もおいしいですが、秋刀魚の価格が高くなっています。
今年、私の地域では、1本100円以上します。
産地に近い方は、安く手に入るのではないでしょうか。
いわしの蒲焼
いわしは価格が安くて手に入りやすいです。
スーパーで、数本で、数百円で買えます。
安い時期ですと、5,6本で100円くらいで買えることもあります。
わが家で蒲焼といえば、鰯の蒲焼が多いです。
いわしの蒲焼用のたれ
スーパーで、うなぎのたれを購入してもよいですが、簡単に作れます。
たれの作り方
たれは、醤油2、みりん2、酒1、砂糖で作れます。
(醤油1、みりん1、酒1/醤油3、みりん3、酒1)くらいの人もいます。
割合はお好みでどうぞ。
このたれにはちみつを入れる人もいます。
- みりんと酒をなべに入れて沸騰させます。
- 火をとめて、醤油と砂糖を入れ、再度、沸騰させます。
- 焦げ付かないようにまぜながら煮詰めます。
このたれは、いろいろな料理に使えます。
包丁、まな板を使わず、手だけで鰯をさばく
いわしは手で簡単にさばけます。
いわしは身が柔らかいため、親指を使って、開くことができます。
包丁は不要です。全部、手で開くことができます。
- 頭を外します。
頭を取り外すと内臓もいっしょに取り除くことができます。 - 内臓が入っていたところに親指か人差し指を入れて、鰯を開きます。
- 開いたら、中骨を取ります。
食べるときに背びれが気になるようなら、ここで取り除きます。
開いた小麦粉か片栗粉を付けて、フライパンできつね色になるまで、焼きます。
しっかり焼いても大丈夫ですし、火が通る程度でも大丈夫です。
この工程(焼く)は、飛ばしてもよいです。
私は、焼いたほうがおいしいと思います。
いわしが入ったフライパンに、たれを投入します。
たれの入った鍋に鰯を入れてもよいと思います。
ナマズの蒲焼
身の厚みがあり、あっさりしていて、おいしいです。臭みもありません。
調理
生きたナマズは、暴れます。
ぬるぬるしているので、軍手を使うと扱いやすいです。
胸鰭(むなびれ)で、ケガをすることがあるので、注意が必要です。
ナマズをさばく
まな板は、いいものでなくてよいです。
ホームセンターなどで安い板を買ってくればよいです。
鰻をさばくのと同じようにまな板にナマズを載せて、頭を釘(目打ち)などで固定します。
目打ちは、鰻をさばく時に使います。
目打ちは、数百円で手に入ります。
鰻も鯰もぬるぬるしていますから、目打ちをすると、さばきやすくなります。
割き方方は、いろいろありますが、腹から包丁で割いて、内臓などを取り除きます。
中骨を取り、頭を切り落とします。
身を適当な大きさに切り、たれの入った鍋に入れ、火を通します。
てんぷらもおいしいですよ。
ナマズの種類
日本の川や湖沼には、マナマズ、イワトコナマズ、琵琶湖大ナマズがいます。
一般的なナマズは、5、60cmくらいになります。
マナマズ、イワトコナマズは、食べておいしい魚です。
琵琶湖大ナマズは、1m以上になりますが、臭みがあり、おいしくないため、猟師さんも捨ててしまうとのことです。
琵琶湖産の稚鮎が全国に放流されており、これに混じって、琵琶湖水系以外の河川でも確認されることがあるそうです。
レンコンの蒲焼
レンコンの蒲焼をテレビで見たことがあります。
レンコンを細かくして、すりおろして、小麦粉を入れて練ります。
卵も入れるとよいようです。
のりにすりおろしたレンコンを貼り付けて、魚の切り身のような状態にします。
これを油で揚げます。
狐色になったら上がりです。
これに、たれを付けて食べます。
今度、やってみようと思います。
ウナギが激減
国内の養殖場で育てられているウナギのほとんどは、香港から輸入されたものだそうです。
日本国内で採れる二ホンウナギの稚魚シラスウナギは、1キロ(5000匹)、約320万円、1匹あたり、600円くらいだそうです。
香港から購入したシラスウナギを養鰻場で約半年間、育ててから出荷します。