交通事故の相手が外国人で任意保険未加入。事故後、帰国。

交通事故の相手が外国人で任意保険未加入。事故後、帰国。

写真はイメージです

自己破産する前になりますが、自動車で事故に遭いました。
事故現場は、国道の交差点で、相手が信号無視です。

こちらは、センターラインのある幹線道路(国道一桁台)を直進していました。
相手側が走行していた道路は、国道を横切る道路です。

相手は、私の進行方向に対して、右方向から突っ込んできました。
信号無視で、私の車両の右前方に衝突しました。

 

双方とも、車両の前部が損傷してしまいました。
私の車は、タイヤが金属部分をこするような音がしていましたが、何とか路肩の他の車の走行に支障がない場所に寄せることができました。

 

相手の車は、周りの人に手伝ってもらい移動させました、
破損した部品なども、皆さんに手伝ってもらい片付けることができました。

 

事故直後

まず、双方のケガの確認をし、相手の免許証を見せてもらいました。
相手は外国人で、日本語もカタコトでした。

 

言葉の壁があり、後処理が大変かもしれないと思いながら、警察に届けることを伝えますと、「OK」とのことでした。

 

交番に行く

警察署に電話し、状況を伝えると、
警察からは、「すぐに行けない。ケガをしてないなら、近くの交番へ行け」と指示がありました。
事故現場から、約500mのところに交番がありましたので、そこへ行くようにとのことでした、

 

こちらは、家族で自動車に乗っており、小さな子供がいることを警察に伝えても、
「理由にはならない。とにかく、事故については、交番へ行きなさい」とのことでした。
季節は冬でしたが、仕方がありません。

 

事故の相手といっしょに交番に行き、状況を説明しました。
相手もいっしょに交番に行きましたので、その後の処理も何とかなるだろうと思いました。

 

現場に戻り、お互い、車両を修理工場へ移動させるための対応をしました。
相手は、勤め先の上司で、日本人が来てくれたので、安心しました。
連絡先として、勤め先の電話番号を教えてくれました。
保険にも入っているとのことでした。

 

しばらくすると、パトカーが来て、道路の状況を確認しました。

 

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相手が任意保険未加入であることが分かる

私は、JAの自動車保険で、車両保険も入っていました。

 

事故直後に保険会社に連絡をしました。
JAは、事故時であれば、休日夜間も対応してくれますが、その後は、基本的に10時から5時までの対応でした。
対応時間は、地区にもよるようです。

 

事故後は、JAが対応してくれる時間帯が、こちらの仕事中であるため、JAと連絡が取りにくく、連絡処理に時間がかかりました。

 

JAから相手の保険会社を教えてと言われましたので、事故の相手に連絡を取りました。
保険に入っていると言っていましたが、どうも自賠責保険のみのようでした。

 

確認のため、相手の会社の上司にも連絡を取りましたが、やはり任意保険には加入していないようでした。

 

過失割合が、60:40から80:20になった

また、JAから、このような事故の場合、過失割合は、40:60になるという説明でした。
こちらが、片側2車線で信号付きであっても、30:70ということです。

 

その後、事故車両の写真や修理見積もり、現場の写真や状況を記載した資料をJAに送りました。
車両や現場の写真は、私自身が撮影しました。
また、現場の詳細図(平面図)に道路の幅や見え方の説明を書き込んで、ワープロでA4版1枚にまとめました。

 

これらの書類をJA送ってから、数日後、過失割合が、20:80になったと連絡がありました。

 

相手がある交通事故は、2回目です。

1回目は、東京海上日動火災でしたが、自分で資料を作ることはありませんでした。
事故車両の撮影と見積書を送ったくらいです。
事故の相手との連絡は、何度か行っています。

 

自分の車両保険を使う。

私の自動車の修理費の見積もりは、約85万円でした。
相手は任意保険に入っていなかったため私の車両保険を使うことになり、事故から約2ヶ月後、JAから32万円の振込みがありました。
どのような計算で、32万円になったかは、不明です。

 

車は廃車に

自動車のフレームが曲がっており、修理期間が3ヶ月はかかること、また、初年度登録から8年目の車であったため、実際には修理せずに廃車にしました。
修理せず別の車を買うことについて、保険会社は問題ないとのことでした。

 

修理期間中の代車費用

事故車の修理はしなかったのですが、別の車を探す間、代車を借りました。
事故時の代車費用は、保険から出る契約でしたが、そのお金は、JAから直接、代車を貸してくれた業者に支払われています。私は代車費用を請求しませんでしたが、業者とJA間で、やりとりが行われたようです。
代車費用は、一旦、私に振り込まれてから、業者に払うものだと思っていました。

 

事故から約1ヶ月後、相手の会社の社長さんの名前で、2,000円くらいの菓子折りが届きました。
菓子折りが届いた数日後、相手の会社からの連絡で、事故の相手は、就労期間が終わったため、帰国したということが分かりました。
相手の上司の方からも申し訳ないという気持ちが伝わってきました。

 

自動車保険が適用されるのは、国内のみ

弁護士費用が出る保険もありますが、私のように相手が外国人で、帰国したようなケースでは、なんともならないような気がします。

 

JAの約款によると

「日本国内において生じた事故による損害または傷害に対してのみ共済金を支払います。」
また、「海外渡航時には、保険の中断」とあります。

 

他の損保会社の自動車保険の約款も同様で「日本国内で事故が生じた場合に保険金が支払われる」
という意味の内容が書かれています。
保険に弁護士費用を付けていても、弁護士費用が適用されるのは国内のみだと思います。

 

海外旅行や海外出張で、自動車に乗る場合、外国で有効な保険に入る必要があるなと思いました。

 

保険の等級が下がる

保険を使ったため、次の年の更新時に、等級が20から17等級に下がりました。
等級が下がらない契約もあります。

 

その後は、事故などで保険を使っていませんので、20等級に戻りました。