破産者や携帯利用料の滞納などで、ブラックリストに登録された方は、クレジットカードを持つことができません。
インターネット関係のサービスの支払いなど、クレジットカードが使えないと、不便なことが多いです。
そこで、クレジットカードと同様に支払いができるカードを利用することになります。
利便性を考えると、デビットカードが使いやすいと思います。
デビットカードには、デビットカードとJ-Debitがあり、間違いやすく、利用できる機能や利用範囲に差があります。
お店でも間違われます。
デビットカードとJ-Debit、
クレジットカードとの違いは何でしょうか。
クレジットカードは後払いですが、デビットカードとJ-Debitは、銀行から即、引き落とされることが主な違いです。
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クレジットカードは、後払い
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デビットカードとJ-Debitは、即時決済
デビットカードとJ-Debitは、即、口座からお金が引き落とされるということが分かりました。
では、デビットカードとJ-Debitは、どう違うのでしょうか。
デビットカード
- 15歳から利用でき、クレジットカードを同じように全世界で利用できる。
- ネットショッピングもできる。
- VISAデビット、JCBデビットがあり、銀行で発行してくれる。
なぜか、マスターカードのデビットカードは、発行されていません(2015年)。
J-Debit
- 銀行やゆうちょ銀行などが発行し、口座があれば、誰でも作ることができる。
- 利用は、国内限定。
- 店舗での買い物や食事の支払いなどで利用できる。
- 利用時間に制限がある場合がある。
VISAプリペイド、JCBプリペイド、MasterCardプリペイド
破産者が持てるカードとして、VISAプリペイドカード、JCBプリペイドカードなどがあります。
クレジットカードと同様に使えますが、あらかじめチャージ(入金)した範囲内での利用になります。
支払いは、一括払いです。
利用対象年齢は、カード発行会によって異なります。
チャージした分だけしか使えませんから、海外に行くときには、便利だと思います。
VISA,JCB,MASTER加盟店でも、利用できない店もあります。
また、インターネット関係や有料放送等、月々の支払いはできません。
ブラックでも持てるJCB,VISA,Masterのプリペイドカード
ブラック登録者が持てるカード3種類
クレジットカードは、ブラック登録者は持てませんが、下記のカードは、持てます。
- デビットカードは、即時決済で、クレジットカードのように使える。
- J-Debitカードは、即時決済ですが、クレジットカードのように使えない。
- プリペイドカード(VISA,JCB,MASTER)は、先払いで、クレジットカードのように使える。
このうち、デビットカードとプリペイドカードは、クレジットカードと同じしくみを使って、決済されます。
デビットカードの使い方
デビットカードの一番のポイントは、無審査で作成できることです。
無審査のデビットカードは、クレジットカードと同じように使えます。
破産者は、クレジットカード作成時に審査で落とされますが、デビットカードは無審査で、作成できます。
銀行口座があれば、作成できます。
キャッシュカードと別にデビットカードを発行してくれる銀行もありますし、キャッシュカードと一体化したカードもあります。
ネット通販やお店などで、クレジット払いを希望し、デビットカードで支払うことができます。
デビットカード、お店での使い方
お店の支払い時に
「VISA、一括払い」
「JCB、一括で」
と伝えます。
お店の場合、店員さんに「デビットカードです」と言う必要は、ありません。
「カード払い」と伝えれば、店員さんは、クレジットカードと同じように処理してくれます。
支払いの際にデビットカードと伝えてはいけません。
「デビットカードで払います」と伝えると、J-Debitカードと勘違いされる場合があります。
また、J-Debit加盟店でも、店員さんが、J-Debitのことを知らない場合があり、店長を呼ぶなどして、利用するのに時間がかかってしまう場合があります。
J-Debitもデビットも即時、引き落としなので、あまり変わりませんが、クレジットカード払いで処理したほうが、店員さも、よく分かっているし、スムーズだと思います。
確実にデビットカードであることを伝えるためには、「VISA、一括で」「JCB、一括払いで」などと伝えるとよいと思います。
デビットカードには、「VISAデビット」「JCBデビット」があり、銀行で発行してくれます。
デビットカードの支払いは、一括払い
デビットカードは、即時決済なので、クレジットカードのように分割払いは、できません。
お店で利用するときは、支払い方法について聞かれたら「一括で」と伝えます。
最初から、「カード払い、一括で」と伝えればスムーズです。
店員さんの指示にしたがって、サインします。
署名が不要の場合もあります。
暗証番号を入力する場合もあります。
少額利用の場合は、サインレス
少額利用の場合は、サインをしない場合が多いです。
「このカード、利用できません」
店頭などで、支払いの際、「カードが使えません」と店員さんに言われることがあります。
口座が残高が少なかったり、空だと、使えません。
デビットカードとキャッシュカードが一体になっているものがあり、用途によって方向が異なります。
方向が逆だと読まないことがあります。
インターネットでデビットカードを利用する
ネット通販やネット関係のサービスの支払いについても、「クレジット決済」、「クレジット払い」と表示されている箇所を選択して、カード番号を入力すればOKです。
クレジットカードと変わりはありません。
デビットカードの選択肢がある場合もあります。無い場合は、クレジットカードを選択します。
インターネットの決済では、カードに記載された3桁のセキュリティコードを入力する場合があります。
メールで確認
ほとんどのカード業者は、利用後、メールで利用や残高を送ってくれます。
デビットカードは、即、引き落とされるため、支払い手続き後、ネットなどで通帳の履歴を見ると、利用状況を確認することができます。
土日でも使えます。
手続きの時間帯や営業日の関係で、即、引き落とされない場合もあります。
月々の支払いもデビットカードで
また、月々の支払い方法で、クレジットカードを選択した場合でも、デビットカードの番号を登録しておけば、引き落とし日に、自動で引き落とされます。
ネットで、支払い手続きをするものも大丈夫です。
私は、格安スマホの利用料金やヤフーWalletの月々の利用料を、ジャパンネットのデビットカードで支払っています。
年間会費の利用料も支払っています。
このサイトのデータが置いてあるレンタルサーバの利用料は、デビットカードで支払っています。
初年度にデビットカードで登録し、翌年以降、自動で引き落とされています。
その他のサービスでも同様に自動で引き落とされています。
口座残高を常に確認
手持ちのカードは、デビットカードですが、それを意識することなく利用できます。
銀行口座の残高は、常に気にしておいてください。
口座残高不足の場合、後日、請求決済されることもあります。
この場合、銀行によっては、利用が停止されることがあります。
デビットカードは、無審査で15歳から利用できます。
楽天はデビットは、16歳からです。
デビットカードなら、ATM利用の手間と手数料が不要になる
カード払いなら、ATMでお金を引き出す手間と手数料がかかりません。
夜間休日の時間外でも手数料がかかりません。
使いすぎることもないから、安心です。
J-Debitカードは、金融機関のキャッシュカード
J-Debitカードは、金融機関のキャッシュカードそのものです。
新たに「J-Debitカード」というカードが発行されるのではなく、通常のキャッシュカードがそのまま提携店などで利用できるものです。
加盟店では、下記の図のように、キャッシュカードそのものが利用できることを表示しています。
銀行口座の開設は、誰でもできます。J-Debitは、無審査で作成でき、年齢制限もありません。
J-Debitカードは、お店や飲食店で使えるカード
使い方は、提携店での買い物や飲食代を支払うときに、J-Debitで支払うことを伝えます。
店員さんにカードを渡すと、店員さんは、端末にカードを通します。
そして、利用者が店内の端末に暗証番号4桁を入力します。
支払い代金は、即、金融機関の口座から引き落とされます。
即、引き落としですから、口座内の残高を気にする必要があります。
利用できる加盟店は、全国45万箇所以上ありますが、世界中で使えるクレジットカードに比べると少ないです。
キャッシュカードが、そのまま使えるはずなのに使えない銀行もあります。
楽天銀行、イオン銀行では、J-Debitは、扱っていません。
J-Debitカード、最大のメリット
大きなメリットは、手数料がかからないことです。
利用時間に限らず、手数料がかかりません。
ATMのように時間外、休祝日手数料などはかかりません。
また、ATMでお金を引き出す手間も不要です。
通販の代引きに利用できます。
クロネコヤマト宅急便や佐川急便など、提携している宅配業者であれば、代引きの支払いに利用できます。
荷物が届いた時に宅配業者が持参する端末にキャッシュカードを読み込ませ、暗証番号を入力します。
ただし、通販やインターネットショップなどでは、代引き時にJ-Debitが利用できない場合があるようです。
また、代引き手数料がかかります。
J-Debitは、利用時間が限られています。
ゆうちょや都銀などは、ほぼ24時間、365日利用できますが、それ以外の金融機関では、利用時間の制限があります。
金融機関により異なるようです。
利用できる時間
平日 8:00~21:00
土日祝日 9:00~19:00(年末年始、GWなどは除きます)
まとめ
J-デビットカードの特徴
- J-Debitは、金融機関のキャッシュカードそのものです。
- 無審査で作成できます。銀行口座があれば、作成できます。
- J-Debitは、現在、利用している金融機関のキャッシュカードが、J-Debitカードとして利用できます。
新しく、「J-Debitカード」というカードを作成することではありません。
通常のキャッシュカードが、J-Debitカードとして利用できます。 - 通常のキャッシュカードと同じですから、年齢制限はありません。
- 一部の金融機関で、利用申請が必要な場合があります。
- 国内の提携店45万箇所で利用できる。
- 海外では、利用できません。国内限定です。
- 利用時間に制限がある。
- 利用時間による手数料は発生しません。
- 利用の限度額を設けている場合がある。
デビットカードの特徴
- 無審査で作成できます。
- 15歳以上であれば、収入がなくても作れます。
(楽天デビットは、16歳以上) - 銀行が発行。銀行口座があれば発行できます。
- ネットショッピング
- ネット上のデジタルコンテンツの購入
- 海外のお店で利用できます。JCB、VISAなどがあり、世界中の加盟店で利用できます。
- 手続き不要で、海外のATMでお金を引き出すことができます。手数料がかかる場合があります。
- ポイントやキャッシュバックがある銀行がある。
- 楽天デビットは、100円の利用に付き、楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる。
- 時間外手数料は、かかりません。
- ETCカードの発行はできません。
- 限度額の設定ができます。
楽天デビットでは、一部サービスで、10,000円以上の残高がないと使えないというものがあります。 - 取引通知があります。デビットカードのデメリット、知っておきたい注意点
プリペイドカード(VISA、JCB、MASTERプリペイド)
- クレジットカード(デビットカード)と同様に使える。
- あらかじめチャージ(入金)が必要
- 利用対象年齢は、カード発行会によって異なる。
- 取り扱っている金融会社が少ない(2015年)
- 月々の支払いができない。
ブラックでも持てるJCB,VISA,Masterのプリペイドカード
クレジットカード
- カード作成時に審査がある。
- 18歳以上
- 手元にお金がなくても、後から支払いができます。
- 次の引き落とし日までに口座に入金しておけばよい。
- 海外でも利用できる。
- キャッシング(借入れ)ができる。
- 注意点は、知らない間に返済できない金額の利用額に達することがある。
- 返済方法
・支払いは、利息のかからない一括決済
・3回以上に分けて返す分割決済
・毎月、一定額を返すリボルビング返済
ネットショッピングでカード番号の入力が不安な場合
ジャパンネットは、「カードレスVISAデビット」というサービスがあります。
カードは、発行されず、Web上で番号が発行されます。
番号は、4つ発行でき、1日に5回まで、自由に変更できますから、買い物ごとに番号を変えることができます。
利用の開始、停止は、Web上でできます。買い物をして、すぐに利用停止したり、利用限度額を0円にすることで、セキュリティを高めることもできます。
ショッピング用途として、紹介されていますが、私は、年会費をこれで支払ったことがあります。
ただ、登録しておいて、毎年、自動で引き落とされるものではありませんでした。
使う前は、大丈夫かなと思いましたが、問題ありませんでした。