ミミズは泥臭く、苦みがある
ミミズは、腹の中の土を取り除く必要がありますし、食べても、あまりおいしくはありません。
口に入れると弾力があり、ゴムを噛んでいるようです。
調理しても泥臭さが残り、苦味が少しあります。
ある程度噛んでから、飲み込むようにして胃に入れます。
味わって食べるものではありません。
子供さんには、食べさせないほうがよいと思います。
いくらお金がなくても、食べさせないほうがよいです。
ミミズは栄養豊富で世界の各地で食用とされているそうです。
アメリカでは、ミミズの料理コンテストが開催されているそうです。
自分でミミズを食べるより、釣り針に付けて、より大きな鯰やウナギを釣って食べたほうがよいと思います。
食用ミミズもいるそうですが、泥を除くなど下処理がかかったり、ミンチにするにも時間がかかるためコストパフォーマンスが悪く、ハンバーガー店などが、ミミズハンバーガーを販売することはないそうです。
20年くらい前、ミミズは豚肉や牛肉の代用として注目されているという話を聞いたことがありますが、現在は、処理に手間がかかるため、使われていないようです。
釣りに行く時間がなく、手元にいるミミズを食べるしかない状況もあると思います。
食べるなら以下のように調理します。
ミミズの体内の土を取り除いて食べる
一匹一匹、しごいて土を出すのは大変です。
真ん中で、二つに切って、包丁や手でしごいて泥を出す方法がありますが、内部に泥が残ってしまいます。
ミミズをしごいても体内に土が残ってしまいますから、細かく刻んで水洗いすることでも、泥を取り除くことができます。
縦に包丁を入れてから、細かく刻むと泥が落としやすいと思いました。
ぬめりがあるので、塩を入れて洗ってもよいと思います。
10センチメートル以上ある大きなものは、筒状になっているものを縦に開き、水あらいすることもできます。
そのまま焼いて食べてもよいです。
野草といっしょに炒めて食べる。
刻んだミミズといっしょに炒めて食べます。
泥臭いで、あまりおいしくないと思います。
ミミズ肉ハンバーグ
包丁を使ってミミズをミンチにし、小麦粉と卵を入れて、ハンバーグの形にして焼きます。
焼いても泥臭いです。
ミミズハンバーグを食べるまでに、手間がかかります。
ミミズは、釣り針に刺して、大きな魚を釣って食べたほうがよいと思います。
漢方薬として
ミミズの体内の泥を出してから、乾燥させたもので、解熱、気管支喘息、利尿、痔、火傷などに利くそうです。
漢方薬の世界では、ミミズは地竜(地龍)と呼ばれるそうです。
多くは、大陸や東南アジア、オーストラリアなどにいる体長1、2mくらいになるフトミミミズ科のミミズを使っているそうです。
日本でも民間療法として各地で使われてきたそうです。
ミミズを開いて干したり、生のまま煎じて飲んでいたそうです。
私も子供のころ、下痢が続いたときに、祖母から「ミミズを煎じて飲もうかね」と言われたことがあります。
「嫌だ」と答えた記憶があります。