若者は社会貢献したいが悩んでいる

不安な個人、立ちすくむ国家
モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか
次官・若手プロジェクト

 

という文書があります。
変わりゆく社会構造や世の中の方向性、軸となる政策等について書かれています。

 

同プロジェクトのメンバーは、省庁の若手と国内外の有識者です。
東京大学などの先生方や関係機関の長などとの意見交換会も行っています。

 

このプロジェクトでは、子供たちの将来の生き方や生活等について触れられていました。

 

他にも高齢者のことや政治経済、民族、文化、宗教、第4次産業革命等について、多方面について、書かれています。
私たち大人が、考えなければいけないなと感じさせられる内容ばかりです。

 

世の中の制度が、票が集まるシルバー世代向きになる中、このプロジェクトのように、世の中を動かす人たちが、世の中の様々な課題に真剣に向き合っているということを知りました。

 

ここでは、同プロジェクトに書かれている若い人の不安や将来、現役世代について、私が感じたことを取り上げてみました。
若い人には、私のように勉強不足や借金で、苦しんでもらいたくないと思います。
この国の方向性について、有識者の方々の考えを知っておいてもよいと思います。

 

同プロジェクトの資料の中で、特に気になったことは、以下です。
「若者の社会貢献意識が高いのに活躍できていない」

 

若者の社会貢献について

世の中のために働きたいと思う若者や、将来の夢をもつ若者は大勢いると思います。
マスコミで言われているように課題の多い社会のシステムでは、夢を持つ若者の意欲が低下してしまいます。

現在の社会構造やシステムでは、世の中で貢献したい若者は、お金のため、生きるために働くという意識に変わってしまうと思いました。

 

私も、これまで、PTA関係や地域の仕事、ボランティア等に、時間がある限り出ていました。しかし、借金生活で、生きるため、子供たりに食べさせるため、精一杯の状態です。

私も余裕があれば、社会のために活動したいと考えています。
同様に考える人、若者は多いと思います。

 

日本の若者は社会貢献意識が世界で一番高い

内閣府のデータでは、
「自国のために役立ちたい」と考える若者は、世界の中で最も高いが、
「自分の参加により社会が変わる」と思う若者割合が最も低い。
そうです。

 

先進国のみの調査のようですが、このように考える若者が多いのに、活躍の場がないのは、もったいないと思います。

 

同プロジェクトでも、若者は社会貢献を諦めている可能性があると指摘しています。
若者の中には、こうした日本の状況を見限って、海外に出ようとしている人もいるそうです。

 

貧困により日々の生活が大変な母子家庭があります。
非正規になると、貧困が抜け出せません。

 

若者は、現在の給料だけでは、生活するだけで精一杯です。
飲み会や食事に誘うことも申し訳ないくらいです。

 

私のように大学を出た段階から奨学金による借金を抱えた人が大勢います。
携帯電話代などの通信料の支出、その他、生活費で残りはあるのでしょうか。

 

結婚して家庭を築いても、食べるだけで精一杯の状態の家庭も多いと思います。
生活費を切り詰め、クーポンやポイントを貯め、少しでも節約をして生活しています。

 

若い人、現役社会人たちの将来への不安

世の中の変化が早い、仕組みが変わらない、情報が多い、見えない将来に対して、不安や不満があり、以下のような声が聞こえてくると書かれています。

・会社の業績がやばいけど、このままここにいて大丈夫か。
・政府の視線の先は、いつもエリートか弱者
・老後が心配
・受験、就活、婚活、保活、自分で決めろと言われても、うまくいなかい。
・ネット社会って便利だけど孤独
・お金より安心とつながりがほしい。
・自由だが将来が不安

子供たちは不安を抱えている

子供たちは、
何をやったら「合格」「100点」か分からない中で、人生100年、自分の生き方を自分で決断しなければいけない。

 

大人も方向性が分からない中、子供たちを導けないと思います。

同プロジェクトでは、個人が安心して挑戦できる新たな社会システムを構築しなければいけないのではないかと言っています。

 

子供たちの貧困を食い止め、連鎖を防ぐことや
母子家庭、子供の貧困、若者の貧困を「自己責任」と片付けていないか。

等についても触れられています。

 

OECDのデータによると、母子家庭の世帯の半数は貧困で、世界のデータを比較すると、日本が突出して高くなっています。

 

同プロジェクト文書内の総務省や生活意識調査、連合総研等のデータでも以下のようなことが書かれています。
・中卒、高卒の約半数が非正規雇用で、非正規の年収は、正規の3分の1
・親の年収が高いほど子は大学に進学し、教育資金は年収に比例しています。

 

私は、子供の頃、母親が食べ物を我慢して子供たちに食べさせたり、教材や参考書が欲しくても言えない家庭でした。
私の子供も、借金をして学校に行っています。
卒業したら、すでに借金がある状態からスタートです。

 

貧困は、連鎖すると実感しています。

OECDのデータによれば、日本は、
「高齢者向けの支出に比べて現役世代向けの支出が低い」
そうです。

 

私の周りを見ても、その通りで、趣味や娯楽へお金を出すことはできません。

子供がいる家庭や親の介護をしている現役世代は、お金に余裕がありません。
余裕がないどころか、借金しなくては生きていけな人もいます。

 

同プロジェクトによれば、金銭給付だけが解決策ではないと書かれています。
母子世帯の貧困層は、教育に投資できません。
こうした貧困家庭では、子供も非正規になりやすくなります。
非正規は、正規に比べ年収が低いです。

 

また、女性は出産による離職があり、再就職しようとしても非正規が中心です。
育児は親の責任で、女性が担うという価値観があります。

 

シルバー世代は、弱者として扱われ、票集めの政策が示され、子供たちは置いて行かれます。

国の政策

同プロジェクトのまとめです。
「子供たちだけは、社会全体で支える。」
「子供への投資を最優先に」
という意見です。

 

成功モデルがない現在
子供たちの6割が大学卒業時、今存在していない仕事に就くだろう。
20年後には、多くの企業が無くなっている可能性がある。

 

子供から大人まで
このような変化を乗り越える力を身につける。
子供へのケアや教育を社会に対する投資と捉える。

 

ぜひ、改善してほしいと思います。
以下のような子供がたくさんいます。
有識者の方々は、自分たちは体験していないかもしれませんが、このような現実を知っていると思います。
子供にまともに食べさせてあげられない家庭
家に帰っても家族がいない家庭
塾に行けない、教材が買えない家庭
食べるために働く子供
家族を食べさせるために不適切なところで働く子供

 

私も一時、新聞やテレビが無い状態があり、情報が入ってこないことがありました。
情報がない、ネットが使えない、調べる暇がない、人に聞く時間もない。
弱者向けの制度を知っていても、手続きに行く時間がない。
制度を知る術がない。

 

など、貧困層は、どんどん社会から置いて行かれ、さらに貧乏に陥ってしまいます。

 

インターネット弱者

別のページでも書きましたが、学校では、「日本スポーツ振興センター」という制度?を利用すれば、学校での怪我に対して、医療費などの給付金がでます。

このような制度を知らない家庭もあります。

 

日本スポーツ振興センター

 

ほかにも、弱者に対して、いろいろな制度がありますが、ネット弱者は知りません。
ネットが使えない高齢者も同様です。

 

以下は、現役世代と高齢者についての内容です。

同プロジェクトでは、退職したときに生きがいがない状態を改善したり、働ける限り社会に貢献できる働き方の改革について、以下のようなことが書かれていました。

 

定年後ではなく、30、40代の現役世代から社会における役割を多重化しておくこと。
・兼業、副業、ワークシェア
・地域、コミュニティ参画
・年齢に関係なく収入確保
等です。

 

現役世代は自己責任
意欲があっても、会社はつぶれます。
社会の変化が激しく、業務縮小などにより退職しなければいけない40、50代の人が、私の周りには何人もいます。

 

早い段階から、上記のような役割の多重化をしておくことが大切ではないかと感じます。
また、副業がOKな会社が増えるとよいと思いますが、中には、本業に集中できなかったり、仕事中に副業をやってしまう人も出てくるのではと心配します。