キセル,区間外乗車で席を確保,罰金は正規料金の2倍

以前、電車で通勤していたときに不正乗車と思われる行為を見かけました。
私は、A駅からC駅に行く予定です。
不正乗車、キセル

不正乗車と思われる方をXさんとします。
Xさんは、B駅からA駅方向の列車に乗ってきて、A駅のホームで列車を降り、そのままホームの反対側に停車した列車に乗ってC方向に向かいました。

 

XさんがB駅から乗っていることは、数日間、観察していることで分かりました。

 

座るためにB→A→Cのルートで通勤する。

BからCに向かう場合、B駅は始発駅でないため、座席を確保することができません。

そこで、Xさんは、目的地とは反対側ですが、始発駅であるA駅に向かい席を確保します。

 

列車の運行状況によっては、B駅からA駅に到着した列車は、そのまま折り返してC駅に向かうこともあります。
この場合、Xさんは、A駅で列車を乗り換える必要がありません。

 

同じような行為をしている人は他にもいるようでした。

 

いったん目的地とは逆方向に行くため、図では、AB間の区間については、料金を払っていないことになります。

 

この折り返し編成の列車の場合、Aから乗ろうとしている私たちは、座ることができません。
私を含め多くの人たちが座れない状況でしたので、他の乗客たちからも「キセルじゃないのか」という声を聞きました。
中には駅員に伝えていた乗客もいましたが、特に駅員が動く様子は見られませんでした。

 

こんな話を仕事で会った人と話していたら、東急みなとみらい線でも同様のことがあり、東急が徹底的に取り締まっていると話してくれました。
テレビでも取り上げられていたそうです。

罰金は、正規の2倍だそうです。
1回分払うのか、通勤期間内すべてなのか不明です。

 

多くの利用者は、気にせずやっていて、知らないうちに不正乗車しているようです。
Suica、PASMOを使っていると、不正かどうか分からないようです。

 

不正乗車について、鉄道運輸規定第19条に「正規の2倍の運賃を請求する」と書かれています。

 

不正乗車にならない区間外乗車(折り返し乗車)

また、折り返し乗車については、乗客が誤って乗ってしまった列車が目的地を通り越して切符の区間外の駅に行ってしまった場合は不正乗車にあたりません。
事情を駅員に話して、目的地に戻るとよいです。
私も間違って乗ってしまったことがあり、駅員の指示にしたがって目的地に戻ったことがあります。

 

キセルとは

A駅からC駅に向かう場合、A駅の近くの駅までの切符を購入し、車内販売などで目的地のC駅直前の駅付近からの切符を購入します。
途中の区間は乗車賃を支払わないたま、不正乗車となります。

キセルとは

この不正乗車がキセルに例えられるのは、お金を払う区間が金属部分、払わない区間が竹の部分となるためだそうです。