A弁護士へ破産手続きを依頼してからクレジットカードの利用が停止されました。
弁護士さんから、クレジットカードの利用を止めますと話がありました。
1、2日中には、連絡するとのことでした。
借金をした金融会社にも、連絡をしているため、破産者が一部の金融会社だけに、お金を返すことは不公平になるため、後払いとなるクレジットカードも利用停止の手続きをします。
クレジットカードが使えないと困るのは、ETCカード、ネットの利用料金などです。
これらの支払いは、クレジットのみでした。
他にもカード払いなら、利用料金が割引になったり、カード払いによりポイントが付いたりしていたものが、無くなります。
例えば、インターネットのプロバイダの利用料金は、自動振替にするだけで、月々、378円、支払いが増えます。
クレジットカード払いであれば無料だったものが、自動振替やコンビニで振り込んだりするのに、そのサービスの会社の手数料と振込み手数料で、月500円ほど、増えたものもありました。
クレジットカードが使えなくなって、これらの支払いのために、月、数千円、支出が増えることになります。
お金だけでなく、振込みに行く時間も無駄になりました。
クレジットカードであれば、手数料0円、振込みの時間も発生しません。
また、お金があれば、複数の振込用紙を持って、まとめて振り込めるのですが、お金がないため、まとめて支払いに行けません。
支払い期限があり、期限がバラバラであるため、時間給を取ったりすることもありました。
利用しているサービスによっては、引き落としができないと、振込み用紙が送られてきます。
また、2ヶ月まとめて、引き落とすサービスもあります。
ヤフーウォレット(ヤフーオークションを利用していました)は、引き落としができない月があると、2ヶ月まとめて落とされます。
月、数百円ですが、私は、支払いができなかったことと、破産手続き中は、ネットオークションができないと思い、退会しました。
破産手続き中、破産者は、銀行口座から、お金が引き出せなくなりますから、ネットオークションは、難しいです。
また、破産管財人(破産者の財産を管理する人)が、財産の移動や銀行口座への入金等について目を光らせています。
ETCカードは、自己破産者でも使えるETCパーソナルカードにしました。
仕事で、ほぼ毎日、高速道路を利用しています。
ETCカードが使えないと、高い料金を払わなければいけません。
ETCカードの利用料金は、有料道路を利用してから、月ごとに、まとめて引き落とされます。
自己破産していない方は、利用料金を踏み倒さず、後で必ず支払ってくれるという信用(クレジット)があります。
信用があるため、カード会社がETCカードを発行してくれ、それを利用することができます。
自己破産者は、ふつうのETCカードは持てません
自己破産すると、信用できないというブラックリスト(金融機関などがつくる信用情報のリスト)に掲載されますから、クレジットカードといっしょに契約できるETCカードは、持てません。
自己破産者でも作れるのは、ETCパーソナルカードのみです。
ETCパーソナルカードを利用するには、事前に数万円のデポジットを入金しておく必要があります。
手続きに2週間~1ヶ月ほど、かかります。
私は、自己破産者でも使えるカードを探して、実際にETCパーソナルカードを手にしたのは、約3ヶ月後でした。
デポジットも必要ですし、手続き、しくみが面倒なカードです。
自己破産者以外は、メリットがないと思います。
どうしてもクレジットカードが使いたい場合は、デビットカードが使えます。
クレジットカードでないと、支払えないサービスがあります。
デビットカードは、クレジットカードと同じように使えます。
デビットカードを利用して買い物などをすると、即、口座から引き落とされます。
デビットカードは、破産者でも作れます。
私は、ジャパンネット銀行のVISAデビットカードをつくりました。
デビットカードをつくっても、ETCカードは作れません。
ETCカードは、クレジットカードと同じようなしくみですから、破産者は作れません。