エアコンは、連続使用が経済的
私の会社では、数年前まで、お客様がいないフロアーや部屋では、昼にエアコンを停止していました。
昨年、エアコンが新しくなり、電気料金の検証をしたところ、
昼にエアコンをOFFするより、ONのままのほうが節電効果が高いことが分かりました。
会社の建物全体で、月に数万円の節電効果があったようです。
エアコンの設置台数で割ると、1台当たり、1400円程度の節約でした。
家電は、始動するときに電力消費量が多い
一旦、エアコンの電源をOFFにすると室内の温度が上がります。
再度、電源を入れると、設定温度になるまで、エアコンがフル回転します。
モーターなどがフル回転するので、電力消費量が大幅に増加します。
モーターは、スタートする時に大きな電力を使います。
自転車に乗るとき、停止状態から、足に力を入れて動かすのに大きな力が要るのと同じです。
自転車では、一旦、動き出してしまえば、あまり力は必要ありません。
坂道や信号があると、エネルギーを消費します。
モータは、始動時に約3倍に電力を消費します
鉄道の先頭車両で、運転台のメーターを見たことがありますか?
スタート時にメーターの針が2,3倍に振れると思います。
自動車も同様で、スタート時に燃料を多く消費しますから、街中では、燃費が悪くなります。
ネットで、エアコンの節電について調べてみました。
ネット情報では、家庭で試したところ、3000~4000円くらい節約できたという報告もありました。
エアコンは、こまめにON/OFFするより、つけっぱなしが節電につながるようです。
扇風機でも「ゆらぎ」運転などの「ON/OFF」の断続運転より、連続のほうが節電になるようです。
冷蔵庫は、家庭の消費電力の10~30%
1日中動作している冷蔵庫も家庭内で使う電力の20%(15~30%)くらいを消費すると言われています。
特に内部の熱を効率よく外に逃がすと電力消費量を抑えることができます。
冷蔵庫の左右後方と壁の間には隙間を空けて空気が流れるようにし、上部には物を置かないようにします。
メーカーのホームページでは、
冷蔵室の内部に置いた食品と食品の間を空けて、空気の通り道をつくる。
冷凍庫は、なるべく詰めて配置すると、隣り合った食品同士が冷やし合う。
ので、節電に効果があるそうです。
自動掃除機能付きのエアコンは掃除が大変
同僚で、掃除機能付きのエアコンを買った人がいます。
販売店からは、「人がする掃除は、2ヶ月に1回でよい」とすすめられて購入したそうですが、
自動掃除機能部分のパーツにほこりが溜まりやすく、掃除が大変とのことでした。
今までのエアコンなら、フィルターを外して掃除するだけでよかったのに、新しいものは、自動掃除機能部分があるため、一部のパーツの取り外しが面倒だったり、外れない部分を掃除するのが大変とのこと。
また、自動で掃除してくれるから、しばらくメンテナンスせずに使っていたら、異音がするようになったので、点検したら、内部は、ほこりだらけだったようです。
多機能の機械は故障の確立が高い
エアコンに限らず、機能が多い家電や機械類は、パーツが多い分、壊れる確立も高くなります。
自動掃除機能付きエアコンを買った同僚は、
「故障したら使えなくなるし、高い買い物で失敗した」と嘆いていました。
彼によると、エアコンは、ネット購入より、家電量販店のほうが安くなるそうです。
ネットでの購入は、本体を安く購入できるだけで、取り付け工事は、地元の電器屋さんなどに自分で頼む必要がある。
また、現在使用しているものを取り替える場合、取替え工事が必要になるため、古いものを持っていってもらう費用も発生します。
これらの工事費を考えて、家電量販店で購入したそうです。
シンプルイズベスト
製品に、こだわりがなければ、シンプルなものが一番長持ちするのではないでしょうか。
日本が誇るH2ロケットは、部品点数を減らして、成功率を上げたそうです。
2020年には、後継のH3ロケットが打ち上げられる予定だそうです。