正月、食料確保のため海にアジ釣りに行ったとき、夜空を見あげると月がきれいでした。
また、しぶんぎ座流星群による流れ星も見られました。
しぶんぎ座流星群
毎年、年末から正月に見られる流星群です。
見られる時期:1月1日から1月5日頃
極大は1月4日頃(一番たくさん見られる時間)です。
明け方にチャンス
2018年の極大は、1月4日、明け方だそうです。
予想より、1日程度ずれることがあります。
月がありますから、月明かりを避けるため、山や大きな建物、森など陰で月が見えないところから見ると観測しやすいです。
見られる数は1時間に20個程度
1時間あたり20から40個程度です。
この数は全天で見られる数なので、一人の人の眼で見られる数は、1時間に数個程度だと思います。
冬は空が澄んでいて見やすい
1月4日の輻射点(放射点)は、北東です。
北から東全体を見るとよいです。
冬は空気が澄んでいて見やすいです。
水分が少ないため、空気の揺らぎがありません。
写真を撮るなら、バルブ撮影(シャッター開放)で行います。
スマホでの撮影は難しいと思います。
しぶんぎ座流星群の由来
現在の88星座には、この名前の星座はありません。
過去にしぶん儀と呼ばれる観測装置から、壁面四分儀座(へきめんしぶんぎざ)という名称が付けられていました。
現在、この付近は、りゅう座が設定されています。
彗星が残したチリが流れ星に
流星群で見られる流れ星は、彗星(ほうき星)が残したチリです。
そのチリの中を地球が通過するときに地球の引力により、チリが地上に落ちようとします。
チリが地上に落下するときにチリ自身が燃えるため、光って見えます。
チリは、とても小さいものですから、ほとんどが燃え尽きてしまい、地上に落ちることはありません。
流星群の時期でなくても、宇宙空間にあるチリが落下するときに流れ星が見られます。
中には、燃え尽きずに地上に落ちてくるものがあります。
これが隕石です。
スーパームーン
空が曇っていたため、少しの時間でしたが、1月2日は、スーパームーンのため、とても明るく大きく見えました。
スーパームーンは、通常より地球と月の間の距離が近いため、大きく見えます。
大きさは通常より約14%大きく、明るさは30%明るく見えるそうです。
スーパームーンを見るなら、夕方か朝
夕方や明け方、月が地平線近くにあると目の錯覚のため、月が大きく見えます。
実際には、夕方や朝より、真夜中のほうが観測者と月の距離が近くなり理論的には大きいはずですが、地平線近くにあるときのほうが見ごたえがあります。
地球の自転のため、観測者のいる位置が変わります。
真夜中のほうが夕方や朝方より地球の半径分(約6400km)距離が近くなります。
学校では、地球から月までの距離は、約40万km光の速度で約1.3秒と理科で教えられました。
スーパームーンのときは、その距離が36万km弱になります。
スーパームーンでなくても、平均距離より近くに月が位置していて、明るく見える日があります。
逆に地球から遠くなる日もあります。
2018年は、7月28日に月の見え方は最小になります。
満月・新月と地震
月、太陽、地球が一直線に並んだとき、大きな潮汐力が働き、海の水も大きく動きます。
これにより潮の動きも大きくなり、大潮になります。
この潮汐力が地殻に影響を与え、地震のきっかけになるという説があります。
過去のデータによれば、過去に起こった地震の日時と月の位置関係から、何らかの関係があると言われています。