消火活動で自宅が破壊された場合、保険で補償されない。

火事の消防活動で自分の家が破壊された場合、火災保険で補償されない。
2年ほど前のことですが、前に勤めていた会社の上司が、念願の新築一戸建て購入し、1年経たないうちに、隣家の家事で、家が使えなくなってしまいました。
住人は、避難して全員無事でした。

火が出たのは、日曜日の昼間だったそうです。
火が出た隣の家との距離がとても近い家でした。
新築のお祝いを持参した際、家を拝見したことがあります。
都市部では、仕方ないと思います。

家が壊される

出火後、消防車がきました。
出火した家の火はすぐに消えなかったため、周囲への延焼防止のため、消防士が元上司の家の屋根や壁を壊し始めたそうです。
さらに、2階の屋根に空けた穴から、消防車のホースにより、水が注入され続けたそうです。

注水した水は、2階を水浸しにし、1階にまで達しています。
隣の家が燃え続け、自宅も破壊されているため、人が入るのは危険です。
このため、大事なものを取りに家に入ることもできなかったそうです。

その後、火は消し止められましたが、火は、元上司の家には、移っていませんでした。

鎮火しましたが、元上司宅の家財道具や衣類など生活用品は、濡れてしまって使い物になりません。
また、自宅は、修理が困難で、立て直したほうがよいと建築会社などから判断されたそうです。

建てて1年です。
まだ、ローンが残っている家でした。

元上司によると、保険会社から、このようなケースでは、火災保険が下りないと言われたそうです。
消防士による家の破壊や水濡れは、火災保険の対象外とのことでした。

また、出火元の火災保険からも、支払われることは、なかったそうです。
法律でも出火元の家主などが、破壊された家に対して補償する義務はないとのことです。
燐家の人は、その後、引っ越してしまい、元上司の前に現れることはなかったそうです。

元上司には、お見舞金として、2万円渡しました。
親類や知人、同僚たちからのお見舞金だけでは、とても足らないと思います。
(私は、自己破産後だったので、お見舞金は、辛かったのですが、お世話になった方でしたので、お渡しし、後片付けの手伝いも2日間行きました。)

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自宅が家事

自宅が家事になった知人がいました。
全焼でなく、2階が燃えただけとのことでした。

鎮火後の家の中の生活用品は、放水と熱、臭いなどにより、ほとんど使い物にならなかったそうです。

保険会社に査定してもらったところ、支払われた金額は、数十万円だったそうです。
査定額は、家の修理代に必要な金額でなく、中古住宅としての価値などから算出されるとのことでした。
家財は査定の対象外でした。

実際には、家が水を吸っていたり、熱で歪んでいたりするので、建て直したほうがよいと判断され、建て直しをしました。

家財道具なども、水濡れや熱、臭いなどで使い物なりません。
台所周辺の金属部分も熱で変形していました。

当時、私は、火災保険に入っていれば、家の修理や家財道具などが補償されると思っていました。
このことを知らなかったため、1万円くらいが適当かなと思い、この知人には、火事の見舞金として1万円を渡しました。